鑑賞報告

• 『ハイリスク』(Sony Pictures Entertainment／DVD Video)
  

　午前中は体調不良で寝込んでいたので、夕方から気分転換にＤＶＤを鑑賞。ジェット・リー1995年の出演作。武装強盗団と、彼らに妻子を殺され、アクション・スターのボディガードとなっていた元爆発物解体の専門家との戦いを描いたアクション映画です。

　日本では劇場未公開だった、というのが不思議なくらいに痛快なアクション。細部がかなり雑だし、多くのアクション映画同様に「ここまでやってお咎めなしか?!」とツッコミたいところもありますが、とにかくアクションの派手さとアイディアは出色。キレのいいジェット・リーのアクションもさることながら、この作品の目玉はジャッキー・チュン演じるアクション・スターなのは間違いない。終始情けない立ち振る舞いを続けながら、最後の最後で見事な存在感を示してます。香港のアクション映画の例に漏れず、作りがかなり粗いのですが、それでも上出来の娯楽映画。気分転換には最適でした。

　……そろそろジェット・リーの、ジェットになる以前の作品群もちゃんと順を追って鑑賞してみようかしら。最近はどんどん新作発表のペースが落ちているので、どーも欲求不満気味なのです。『ウォーロード』のような重量級の作品もいいですし、『エクスペンダブルズ』のような一種の企画ものに出てくれるのも嬉しいのですが、やっぱりジェットには観ただけでスカッとする作品にももっと出て欲しいのです。