フリーパスを有効活用するべく、今日も映画館へ。今回は錦糸町です。
……しかし今日は、行く際にちょっとだけ気合いを入れなければなりませんでした。どうあっても劇場で上映しているあいだに観るつもりではいた、でもアメリカでの初お披露目直後から聞こえてくる散々な評判に、戦々恐々としていた作品なのです。もう西新井でも錦糸町でも１日１回のみの上映、但し西新井の上映時間だと、家に着く頃には確実に日付をまたいでしまうので、少しだけ早い時刻にかかっている錦糸町を選んだ次第。
作品は、Ｍ・ナイト・シャマラン監督の最新作、４つの元素の力を操る少年を巡るファンタジー・アドヴェンチャー映画『エアベンダー（字幕版）』(Paramount Pictures Japan・配給)。
……私、ほんとーにシャマラン監督は買ってるんですけど、これは……さすがにダメと言わざるを得ない。ファンタジー・アドヴェンチャーに必要なモチベーションがほとんど構築できていないのがとことんまずい。登場人物の行動の裏付けも解りにくいし、終始観ていて乗り気がしない。映像はけっこう綺麗ですし、カメラワークに工夫が凝らされていて、絵としては見応えがあるんですが、それだけで薦めるのはどうしたって無理。観るな、とまでは言いませんが、観る際にはやっぱり覚悟が必要です、たとえシャマラン監督のファンであっても。
観終わった頃には、映画館が入っている施設内のテナントは閉店時刻。しかしそれでも外はまだ暑く、汗を掻き掻き帰宅しました――でもあんまり疲れていないのは、西新井や有楽町方面と較べて若干平坦な道が多いのと、いい加減暑さと長距離の異動に慣れてきたからかも知れません。体力作りしている気分。
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