諸々あって、以前暮らしていた家を、ちかぢか取り壊すことになりました。本当のところ、父が亡くなったあとで、そういう話は始まってたんですが、色々なことが躓いて、なかなか進まなかったのです。
取り壊すのはいいとして、問題は、大量に買った本の扱い。現実的に、すべてをいまの家に移すのは不可能なので、基本的には処分するのですが、さすがに惜しいものも色々と残っているため、きょうは母の運転する車で回収してきました。
建物は人が住まなくなると荒廃していく、というのは知ってましたが、自分の暮らしていた家でそれを目の当たりにするのはなかなか衝撃的です。外観はそこまで損傷してないのですが、浴室とトイレ、台所に囲まれた空間は天井も床も抜けている。ただ、目立って崩壊しているのはここくらいで、とりあえず踏み込むことは可能。
2階に上がり、ときどき踏み込んでいた母がてきとーに積み上げた荷物を掻き分けるようにして、ざっくり荷物を仕分けていく。漫画類は基本的に諦め、思い入れの強い小説などを回収していく。映画道楽が始まったのはいまの家に越してからなので、パンフレット類は僅か――とは言い条、そのなかに『もののけ姫』とか『ダンス・ウィズ・ウルブズ』なんてのも混ざっているため、これは選別せずすべて回収する。
1時間ちょっと格闘して、とりあえず撤収。もーちょっと拾っておきたい本があるにはありますが、それはもう1、2回ほど訪問して回収します。
本以外にも、雑貨や写真類を少し回収してきたのですが、そんななかに、こういうものも混ざっていた。
さて、これは誰でしょう?
……いちおう答はわかっている……はず。ただ、もともとの持ち主と思われる人物はとっくに他界していて、確認のしようがありません。恐らく1980年代に撮られたスチールなんですが、いったいどういう状況だったのやら。
ちなみにうちにはこれ以外にも謎の宝が眠ってます……が、そのなかには「これ本人に返すべきなんじゃないか??」とか、色々と繊細な代物も多いのでご紹介は出来ません。なにせ、それを確保したと思しい当事者がいないんで、ご本人までの伝手がないのも困りものだったり。
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