もともときょうは。副反応でヘロヘロになっている可能性を考慮し、基本は何もしない予定でした。
想定していた最悪の状態でこそなかったものの、まあまあダメージは来ている印象。暑さのせいか午前5時にいちど目醒め、怠さに加え軽い頭痛もあったので、とりあえずブラックサンダーを摘みながら鎮痛剤をひとつ服用。二度寝したあと、頭痛は治まっていましたが怠さは抜けず、「これはもう、ボーッと部屋で映画でも観てよう」と心を決めた。
というわけで、軽くゲームをやったあとで観始めた……はいいが、所用に思い至っていちど家を出たあたりから、回線の状態が著しく悪くなってしまった。ルーター類のある部屋に移ってあれこれイジってもなかなか改善せず、とりあえず中断……いちおう回線は繋がったんですが、もう昼食時で、食べながら観る内容ではなかったし。あいだに入浴、夕食を挟み、透析が落ち着いてから続きをゆっくり鑑賞、無事にラストまで辿り着きました。
Netflixにて鑑賞した本日の作品は、名作『シャイニング』の後日譚、あの事件で抱えた心の傷と折り合いをつけどうにか生き延びてきたダニーが、能力者を狙う組織から少女を救おうとするサスペンス・ホラー『ドクター・スリープ』(Warner Bros.配給)。
原作ファンにもキューブリック版『シャイニング』のファンにも好評、という話を聞いていたので期待してましたが、確かにこれはいい。怖い、というより、ホラーの文法に則ったアクションもの、という見方をしたほうが自然ですが、いずれにせよ、キューブリック版『シャイニング』が汲み取れなかった《シャイニング》という能力の面白さとその世界観をきちんと描いた上で、キューブリック版『シャイニング』にこの上なくしっかりと敬意を払っている。成長したダニーの苦悩に、新たな能力者たちの戦いを重ねていき、改めてダニーが自らの能力と向き合った果てに、ふたたびあの“ホテル”が登場するあたりはいっそ痛快です。終盤の趣向が、『シャイニング』を観てないと解りづらそうなのがちと難ではありますが、完成度は確かに高い。
在宅で透析をするようになったので、クリニックだとやりにくい作業も出来るようになるかも――と思っていたのですが、キーボードを叩いていると静脈圧の変動が激しくなりがちで、やっぱり集中しづらい。テレビでなにか流して眺めているほうが楽なので、今後は自宅での映画鑑賞が捗る、かも知れない。
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[…] 原題:“Doctor Sleep” / 原作:スティーブン・キング / 監督、脚本&編集:マイク・フラナガン / […]