豊洲へ、ステイサム様詣り。

 まさかの3日連続映画館通いです……出来ればハシゴして1日で済ませたかったんです。でもそううまく組めなかったのです……けっきょくその都度、一番動きやすい時間にした方が早かった。
 本日の行き先はユナイテッド・シネマ豊洲。電車でも移動しやすいところですが、駐車スペースが比較的多いのでやっぱりバイクで行きたい。天気予報は1日曇り、突然崩れてもおかしくない感じ。しかし、行きさえ降られなきゃいいや、ときょうも腹を括ってお出かけ。幸い、到着する頃には薄日が差すくらいにはなりました。
 鑑賞したのは、『リボルバー』以来となるガイ・リッチー監督×ジェイソン・ステイサム主演作、現金輸送車襲撃事件を巡るクライム・アクションキャッシュトラック』(KLOCKWORX配給)。《ワイルド・スピード》以外のジェイソン・ステイサム主演作は豊洲で観るのが私のルール。なにせホントに大半かけてくれるんだもの。
 第一印象は「ガイ・リッチー監督、成熟してきたなー」でした。かつてのステイサム出演による諸作と比較して、カット割りが少なく映像が落ち着いている。特徴的なアングルはあるんですが、面白半分でやるのではなく、ちゃんとその効果を計算して使っている。少々大きめに時系列を前後しているあたりにクセは残ってますが、明らかに洗練度が上がった。
 ストーリー的にも優秀です。ステイサム演じる警備員の謎から、現金輸送車襲撃事件の謎が結びついていくカタルシス。そこから始まる壮絶なクライマックスは見応えがあります。原作となる映画『ブルー・レクイエム』の主人公とステイサム演じる本篇の主人公とはだいぶ人物像が違うようですが、しかしステイサムがこれまでに築いてきたキャラクター像と繋がっているので、説得力がある。ていうか、この人以外には演じられないと思う。
 アクションや展開の激しさ、爽快感とともに滲み出す苦み、すべて秀逸。これまでに観たステイサム主演作でも特に好き、と言いきれる快心作でした。なにせ私にとって、ガイ・リッチーとジェイソン・ステイサムは大きなきっかけの1つとなっているだけに、とても嬉しい仕上がり。

 鑑賞のあとは豊洲での恒例、同じ階にあるど・みそにて昼食を摂り、それから家路に就く。終日曇り、という予報でしたが、私が帰る時刻は雲も切れ、日が射して暑いくらいでした。

コメント

  1. […] 原題:“Wrath of Man” / 原作:ニコラ・ブークリエフ監督『ブルー・レクイエム』 / 監督:ガイ・リッチー / 脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス /  […]

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