8月18日の映画鑑賞のあと、またぞろ日比谷ラーメンアベニューに赴きました。
今回のお目当ては決まっている。このあいだ、神仙の味噌つけ麺を食べて、自分がつけ麺好きだ、というのを改めて再確認したので、同時に発見したもうひとつのつけ麺も試さざるを得ません。
というわけで今回は、中華そば ふくもりの日比谷限定メニューとして登場したつけ麺です。
つけ汁は通常の中華そばと同様に、濃厚な煮干しの風味がガツンと来る仕上がり。汁のなかには細かく刻んだネギと、メンマ、それにブックに切った豚肉が入っている。チャーシュー、という感じではなく、つけ汁の味が染みこんで、どこか小さめの角煮みたいな趣。これだけ汁の風味が強いと、チャーシュー自体の味とのバランスで好みの差が出てしまいますが、これはつけ汁に肉の風味と弾力を加えていて、変化としてうまく活きてます。
麺は中細くらいの、ほぼストレートな印象。これがちょっと意外でした。つけ麺は一緒に提供されているラーメンと一緒か、太めの麺が選ばれることが多い印象ですが、ここはラーメンよりも細い麺を選んでいる。ただこのつけ汁のパンチの強さだと、太麺ではパンチがぶつかり合って乱暴になりそうで、細めにすることで、ユーザーの匙加減によりつけ汁の風味を楽しむか、麺の風味を堪能するか、その都度コントロール出来ますから、だいぶ当たりが柔らかくなってる。味わい自体は濃いけれど、箸もスムーズに進みます……とはいえ、麺の上に載せられた海苔は、案の定最後に貼りついてしまって、ちょっと往生しましたが。
こちらもスープ割りを提供しているので、麺の完食後に試してみた。ネギも追加で投入してくれます。少し薄くなって、飲みやす――くはなりましたが、やっぱしちょっと濃厚すぎる。飲み干すには濃すぎて、半分くらいで断念しました。つけ汁も最後まで味わいたいなら、メンマや豚肉を残す、或いはトッピングを追加して、変化をつけられるようにするべきかも。
ともあれ、こちらも濃厚ながら充分に美味しい。神仙の味噌つけ麺と違い、限定と銘打っていないので、またそのうち食べに来ます。
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