『もっけ』第6話 ケサランパサラン

 遠来のお客様が持ち込んできたのは、白い毛玉のようなもの――ケサランパサラン。うまく育てれば子供を産み、幸運ももたらすというこの不思議な代物に瑞生は魅せられて、自分でも飼い始めた。本当に立て続けに訪れるささやかな“幸運”に、瑞生は有頂天になるが……

 ……何だか序盤、『ミヨリの森』に匹敵する胡散臭さがまとわりついてて気持ちが悪かった。キャラクターの微妙に歪んだ作画、変に自然の美しさを強調するかのような背景、あまり合っていない声。もう瑞生主体の話はこういう方向で作る、と決めてしまっているようん印象なのですが、観ていてほんとーに落ち着きません。

 ただ、やっぱり祖父が語りはじめると空気が変わる。母とのやり取りは原作が本来持っている主題に触れるものなので、重みも充分に備わっているのですが――静流・瑞生が中心に戻ってくるとまた元の木阿弥。これは正直、もう駄目かなー。原作が好きだからこそ見続けますが、アニメとしての出来はもう諦めます。

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