今年に入って手をつけたのですが、もーあまりに面白くて、早く読みたかったのに作業が溜まっていたためなかなか進まなかったという。でも最後200ページぐらいはこの２日で読んでしまいました。
もともとデル・トロ監督がテレビドラマ用に立てた構想に基づいているそうですが、なるほど様々なモチーフや場面描写がとても映像的で、頭の中に描きやすい。本質的に、けっこう定番のテーマを扱っているのですが、切り口に工夫を凝らし、周到に設定を組み立てることで強烈な独自性を築きあげています。
ちゃんとこの話の中で一区切りはつけていますが、あちらでは今年中に続刊があり、最終的に３部作に落ち着く模様。無事訳出されることを祈ります。……しかし、ほんとーにヴィジュアルがよく出来ているので、ドラマで観てみたかった気がしなくもない。
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