“KAIJU”再来。

 本日は待ちに待った作品の封切り日です。先月から金曜日も午後に外せない用事が入ってしまったため、果たして劇場に足を運べるか、が心配だったのですが、幸いに用事が終わったあとにちょうどいい枠があった。現在まだフリーパスが有効なので、午前中にバイクにていちど日比谷を訪ねてチケットを確保し、夕方、用事を済ませたあとで再訪。

 鑑賞したのは、日本発の“怪獣”や“ロボット”へのオマージュを籠めた作りが好評を博したあの作品の続篇、ふたたび襲い来る“KAIJU”との対決を描いたパシフィック・リム:アップライジング(字幕・3D・IMAX)』(東宝東和配給)

「お前らが観たいのはこれだろぉぉぉ?!」というスタッフの咆哮が轟くかの如き作品。ぶっちゃけ、構成するモチーフやアイディアはおおむね既視感があるのですが、作り手がそもそもこういうのが好き、と訴えているのが伝わってきて、共鳴してしまったら納得せざるを得ない。前作のモチーフを援用しつつもけっこう大胆な展開をしている場面もあって、そういうところが人によってはやや受け入れがたく感じられる可能性もあるんですが、意欲は評価したい。また日本人としては、クライマックスの舞台に日本を選んでくれたことを喜びつつも、近未来とはいえありえない描写が多いのが引っかかるといや引っかかりますが、まあそこはご愛敬。前作をしっかりと引き継ぎ、待っているファンを叩き続ける喜ばせよう、という意識に満ちた快作。傑作とは言いませんけど、間違いなくいい仕事。

 チケットを確保する際はスピードを優先してバイクにてやって来ましたが、実際に鑑賞するときには自転車を利用しました。劇場までのアクセスがやや不便とは言い条、ちゃんと駐めるところがあるのが有り難い――しかし、10時間近く駐めても100円で済むのは嬉しいんですけど、3時間程度でも同じ100円かかる、というのは、なまじ前回、時間いっぱい利用してしまっただけにやや釈然としない。

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