お前の帰りを待っていた。

 前に書いたように、先月24日は普段の私なら最優先にするタイトルがあったのです。これを上映終了ギリギリまで持ち越すことは出来ない、そして一番いい環境で鑑賞出来るのは実は木曜までらしいので、映画サービスデーにかこつけてネットにてチケットを確保、朝からお出かけしてきました。

 本日の目的地は新宿。陽気も悪くないので自転車にするか、ちと悩んだのですが、選択した上映時間だと帰りが遅くなり、そのあとの作業に影響するので、電車を選びました。

 TOHOシネマズ新宿にて鑑賞した作品は、久方振りの復活、命懸けのゲームに興じる男がふたたび世界の危機に立ち向かうトリプルX:再起動(字幕・3D・IMAX)』(東和ピクチャーズ配給)。なんで急いで、しかも新宿で鑑賞したのかと言えば、IMAXでの上映が木曜日までだったからです。同時に『ラ・ラ・ランド』が封切られちゃったからねぇ。

 しかしこれは私にとっては最高の1本でした。いい意味でむちゃくちゃ、そしてど派手。冒頭から外連味と茶目っ気たっぷりの展開を繰り出したかと思うと、いきなりドニー・イェンがぶちかましてくる。それから待望の復活となったヴィン・ディーゼル=ザンダー・ケイジも遺憾なく存在感を示すと、第1作同様に人を食った展開でとことん楽しませてくれる。

 何が嬉しいって、ザンダー以外のキャラクターにも万遍なく見せ場がある、ということです。ドニーはもちろん、ハリウッドではいまいち力を発揮してない感が否めなかったトニー・ジャーも遺憾なくその圧倒的身体能力を発揮しているばかりか、脇役もほぼ全員いい味を醸している。そして、本質的に世界の危機だというのに、随所で危険と戯れるような、このシリーズらしいシチュエーションも随所に盛り込まれている。娯楽タイプのスパイ・アクションの流れを汲みながらも、馬鹿馬鹿しくてスタイリッシュだった第1作の魅力を、更に膨らませて復活してます。

 実はだいぶ前から復活は予告されていて、何度も監督予定の名前が入れ替わるのをデータベースで眼にしながらヤキモキしていたので、この復活は心底心待ちにしていたのです。そして、自らプロデューサーとして『ワイルド・スピード』シリーズを復活させたヴィン・ディーゼルの手腕はここでもしっかり発揮されてる。大満足の出来映えでした。パンフレットでは、成績次第で同じ面子の再登板も仄めかされてましたが、実現してくれると嬉しい。

 鑑賞後、周辺をうろついて昼食をどうするか思案しましたが、ピンと来なかったため電車に乗り、池袋まで移動して西武屋上で食べてきました。

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