前回、心身の不調で欠席されていた、オープニングではお馴染みのあの方は、どうやら復活しつつあるようですが、復活しすぎてとんでもないことをやっているために今回も欠席。次回はどーしても話したいことがあるらしいので、たぶん来られる、とのことですが……どうかご自愛ください。
その代わり、本日は冒頭で、木原浩勝氏がジブリ在籍時に携わっていた『となりのトトロ』を巡るあれこれについて語ってくださいました。ちょうど28年前の4月16日が公開日だったそうで、いい機会とお考えになった模様。当時、劇場で観た人間としては色々と興味深い話でありました。
休憩を挟んでからは怪談づくしでした。いつも聴き手として付き合ってくださる方がほとんど欠席なので、新耳袋の携帯サイトで、自身が集めている奇妙な品々を紹介し、いまやコレクター業でも引く手あまたらしい俳優の渡辺シヴヲ氏を聴き手として壇上に招き、6月に刊行予定の新シリーズで発表するエピソードを中心にひたすら語る語る。勢いがつきすぎて、第2部としては少し長すぎたくらいでした。
今回はいわゆる心霊写真も紹介されたのですが、こちらは休憩時間のあいだに、イベント常連の優れた映像鑑定班が真相を見破ってしまいました。なかなか気持ち悪い写真だったので、そのまんまでも良かった気はしますが、まあ解明できればそれに越したことはない。
第3部も新シリーズからの怪談を中心に展開しました。ちなみにこの新シリーズ、『隣之怪』の仕切り直しなのですが、ふたたび版元が変更になるため、新たなタイトルを冠することになったのですが、まだ決まっていないのだそうです。そのため、会場の参加者からタイトルを募集することに――滅多にない機会なので、私もアイディアを投じたいところでしたが、特に思いつかなかったのでそのまんまに。だいたい休憩が入ったくらいから、こちらは眠気との戦いが始まるので、それどころではない、というのもある。
正式なタイトルの発表はありませんでしたが、今回のイベントの印象では、新シリーズの内容はかなり充実していそうです。気になる方は6月中頃の発売をお楽しみに。
コメント