あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願い致します。
……という挨拶もそこそこに、私は元日から平常運転です。
年末からこちら、ある作業の最終追い込みに臨んでいました。どうにか大晦日まで、せめて元旦までには――と尽力したのですが、さすがに数日徹夜が続くと、そろそろ眠気が強烈になってくる。昨晩にはもう限界、というところに達してしまい、作業の効率が悪化してしまった。このまま続けても効率は更に悪くなる一方なので、詰めは元日いっぱいを費やすことにしてひと休み。本日も作業に徹する
――つもりでしたが、しかし、問題があった。本日中に終わらせることを想定して、実は既に映画のチケットを押さえてあったのです。仕方がないので諦める、とするには、前回鑑賞してからの間が空きすぎていて、フラストレーションの蓄積も無視できない。どのみち今日、映画鑑賞に関しては、既に用意してあった感想をアップしてありますし、他のことは後日に回すことになるので、休憩も兼ねて観てきてしまえ、と夕方から自転車にてお出かけ。
さすがに元日は少々閑散としている日比谷はTOHOシネマズスカラ座にて鑑賞したのは、ティム・バートン監督がかつて自ら手懸けた短篇をベースに製作した、ストップモーション・アニメ最新作『フランケンウィニー(3D・字幕)』(Walt Disney Studios Japan配給)。3Dのくせに白黒、先進デジタル映像だけど撮影は昔ながらのストップモーション、という新年第1弾に相応しいわけのわからん代物です。
もうとことんティム・バートン世界。こんなに気持ち悪いデザイン、世界観なのにキュートなのは如何に。作品世界でのルールが恣意的で、登場人物が語る「科学は魔法ではない」という発言を自ら裏切るような展開が随所にあるのが引っかかりますが、それも含め、仮想科学やフリークスへの憧れ、愛情がふんだんに詰まっている。このテーマなら、一定の線で踏み止まりそうなものを飛び越えてしまうあたりもまたティム・バートンらしい。大傑作、とは言いませんが、満足度の高い1本でありました。本当は昨年のうちに観るつもりでいた作品でもありますが、でも1年のはじまりとしてもいいセレクトだったかも。
……そして私は、これをアップしたあと、見出しだけ更新して、ふたたび作業に没頭します。翌朝までに解放されるといいなあ……。
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