半月ぶりだ。

　先月は色々あって、後半はほとんど出かけることも出来ず、映画鑑賞も僅か３本と、久々に低調な結果に終わってしまいました。また大変な状況は続いているのですが、しかしこれ以上映画館詣でをしないでいると禁断症状が出かねない。そうでなくても、観たい映画をかなり逃しているなか、これだけはどーしても初日に押さえておきたい、という作品の封切り日ゆえ、もう何が止めても観に行く、という心境で朝からお出かけ。

　向かったのは、先月もやっぱりファーストデーに駆けつけたTOHOシネマズ日劇。鑑賞したのは、待望のシリーズ最新作『００７／スカイフォール（字幕）』(Sony Pictures Entertainment配給)。ＭＧＭの経営危機に端を発するネガティヴな報道の数々にヤキモキし続け、公開が迫るにつれて少しずつ聞こえてきた賞賛の声に、期待を膨らませまくってましたから、これを観逃すわけにはいかなかったのです。更新時間の都合で、既に詳しい感想はアップ済なので略しますが、とにかく大満足の傑作である、というのは断言します。

　それにしても驚いたのは、映画館の盛況ぶりです。マリオンに着いてみると、チケットカウンターどころかエレベーター前にも行列が出来ている。当然ながら上映されるスクリーン１のある11階はロビーにまで人が溢れ、場内もほぼ満席。売店も処理能力を上回るほどに人が詰めかけていて、予告篇が始まる前に場内に入れないひとが相当いた気配がある。15分ほど余裕を見て現地入りしましたが、もし昨日のうちに発券手続を済ませていなかったら、本篇にすら間に合わなかったかも知れません。

　当然、上映終了後も人だかりは激しい。先月半ばからの体調不良が原因で、最近トイレに籠もることが多くなっていて、上映中は無事だったものの、エンドロール辺りでちょっと辛くなっていた私は早いところ用を済ませたかったのに、スクリーン１内のトイレはもちろん、８階にあるトイレも行列が出来ている。これは耐えられない、と慌てた挙句、同じ建物に入っている、別系列の映画館にお願いして、トイレを貸していただきました……。

　……とまあ、最後にみっともない成り行きになってしまいましたが、久々の映画鑑賞そのものに不満はなし。まだ色々と慌ただしい日々が続きますが、12月はもー少しこまめに映画館通いが……出来たらいいなあ。せめて最低目標に設定している10本はクリアしたい。