超能力を使って“悪党”を呼吸困難にし懲らしめる、ジャスティス仮面という犯罪者が徘徊していた。この事件の捜査に、サイコメトリーの能力と、警察庁長官の父親を持つ紫穂が駆り出されることに。彼女が陰惨な事件に関係する証拠品からのサイコメトリーに利用されている状況に皆本は納得がいかなかったが、紫穂は淡々と任務をこなそうとする……
サイコメトリーを絡めた謎解きもの……と言い条、犯人から解り易くボロを出しているのが引っ掛かります。紫穂の能力の制約からすれば、自分から行動しなければバレない、と解っただろうに、なんで自分から馬脚を示すかなぁ。途中の推理で条件を絞ってきているのでいずれ発覚するのは間違いなかったわけですが、推理をしていた場所を思えば、そこまで相手は察知できなかったはずですから。
ただ、主体となる紫穂と皆本、父親との関係は単純だけどうまく描かれていました。その辺は基本原作のエッセンスを残しているせいもあるのでしょうけれど、二人の大人や薫・葵との接し方の基本がちゃんと見えてきました。
性格付けのせいもあって、他の二人と比べて言動が大人っぽいのもそうですが、全般に表情の付け方がコケティッシュだったのも良し――と言いたいところだが、お陰で子供向けとしては果たしてどうなのか、という仕上がりになっていた気もする。
ところで今回、いきなりEDが変わってました。まあ別にそれは構わないんだが……カットが少なすぎてなんか面白味に欠けました。コンサート風にするんならもう少し動きをつけたり華やかな絵を用意したりせんと駄目だろ−。
コメント
>ところで今回、いきなりEDが変わってました。まあ別にそれは構わないんだが……カットが少なすぎてなんか面白味に欠けました。
原作者ブログによれば、まだ「完全版」ではないそうです。
ああなるほど、そういうパターンでしたか。なら納得。でも旧版のEDがけっこう気に入っていた目からすると、完成してからでも良かったんじゃないかな−、と思ってしまいますが。
ともあれ、ご教示有難うございます。