夏休み、瑞生に懐いているカズマ少年がやって来た。請われるがまま虫取りに一緒に出かけた道すがら、所持しているお守りに興味を持たれて、瑞生は仕方なく中身だけ手許に残して渡すが、肝心の中身を落としてしまった。途端、瑞生は森の中にある大木に棲みついた何かに魅入られてしまった……
瑞生メインの回はあれだどうだと喚いておりますが、これは祖父が絡んで蘊蓄を語る場面があるせいかそんな印象はなく、必然的に話全体の印象もいい。
もう少し序盤の葛藤を掘り下げるべきだった気はしますが、終盤の駆け引きに奥行きがあるので、そのお陰で『もっけ』本来の味がうまく補われているようでした。……まあ、このグダグダ感の色濃いアニメ版としては比較的ましな出来でした。
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