駆け込み映画鑑賞。

 前のイベントであまりにのんびりしすぎたせいで、かなりギリギリに新宿に駆け込むことに。リストアップしてあった作品のほとんどは間に合わなくなってしまい、けっきょく開始時間に間に合う作品を、という成り行き任せな選び方にしてしまいました。

 駅の目と鼻の先、という立地の良さもあって滑り込みセーフで鑑賞できたのは、実際の事件をモデルに、学校で起きた醜聞の背景を生々しく、しかし知的に描き出したサスペンス調のドラマあるスキャンダルの覚え書き』(20世紀フォックス・配給)ジュディ・デンチケイト・ブランシェットという二世代の名女優が共演しているうえテーマもわたし好みだったので、何とか鑑賞したいと思っていた作品ではありましたが、他にも色々と観たいものが積み重なっていたためずるずると見送っていたのです。実際に観てみたら、期待通りに優秀な作品でした。センセーショナルな主題を採り上げながらも品性は損なっていない、けれど描いているのは人間の本質、という難しいバランスを見事に保っている。女優ふたりの演技もさすがの貫禄です。手頃な尺に映画の良さを存分に詰め込んだ傑作。見逃さずに済んで良かったー。詳しい感想は後日。

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