第５拳豪ジークフリートを倒したものの、相変わらず美羽には通用しない自分に、兼一はいささか失望気味。だが、ほのかを相手にしているうちに劇的にオセロの能力を上達させていたアパチャイの姿に感化され、奮起する。その頃、かつて兼一と死闘を繰り広げ、一事姿を消していたハーミット＝谷本夏が、ラグナレクのもとへ舞い戻っていた……
実質的に前後編のような構成なので、１話としては纏まりがいまいち良くない。でももうこのあたりまで来ると、積み上げたものをどう見せるか、という段階になりますから、あんまり気にはならないのです。
ただ、作画の出来は相変わらずいまいち。特に谷本の手抜き具合は、どのへんが美男子だ、と首を傾げたくなるくらいです。それでも、いちばんいいシーンでほのかの表情を可愛く描いていたので、まあ良しとしましょうか。……なんかこの作品については初期より寛容になった気がするよ、俺。
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