本日からほぼ平常営業。ゆっくりと自分のペースに戻していきます。
手始めとして、久々の平日、一般劇場での映画鑑賞に夕方から赴く。今週半ばからちょっと立て込む気配があるうえ、他にも予定がいくつか立っていて、しかも観ておきたかったこれは今週いっぱいでほぼ終了! と様々な条件が重なり、今日観ておかないとあとが面倒だと判断したのです。午前中にある程度作業は進めたので、とりあえず急ぎ渋谷へ。
109近くのシネセゾン渋谷にて、鑑賞したのは『CURE』『回路』の黒沢清監督作品、役所広司演じる刑事が自らの記憶にない“罪”に怯え苦しめられる様を描いたホラー・ミステリ『叫』(XANADEUX、avex arts、PHANTOM FILM・配給)。以前、Gyaoにて『CURE』を鑑賞、その絶望に満ちた映像と悪夢のようなストーリーがツボに嵌って、この作品は是非とも劇場で鑑賞しておこう、と誓っていたのですが、滑り込みセーフでした。当初目にした惹句が“本格ミステリー”だったので余計な期待を抱いていましたが、いわゆる私たちが口にする“本格ミステリー”とは違うものでした。でも、広義のミステリーとしてなら確かに良質。どちらかと言えばやはり怪談映画の趣で、その意味では丹念な伏線と象徴の扱いが素晴らしい、映像的にもストーリー的にも優れた傑作です。詳しい感想は……さすがにこれから書き始めるのはアレなので、明日以降、このへんにアップいたします。
コメント