久々に雨の不安のない陽気だったので、バイクにて出発して六本木へ。ちゃんとヒルズ下の駐輪場に駐めておこう、とえっちらおっちら押していったら――塗装中で駐められるスペースが一時的に減っている。そもそも臨時に設けられた柵のせいで出し入れもしづらそうだ。仕方なく、若干離れたところまで押していって駐めることに。違法駐輪の迷惑を訴える前にもっと真っ当な駐輪スペースを確保してくれー。
それはさておき、本日鑑賞したのは、法廷が悪魔の存在を認めてしまった実話に基づいて構築された異色のホラーあるいはドキュメンタリー風ドラマ『エミリー・ローズ』(Sony Pictures・配給)。本日は他にも『マンダレイ』とか『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』とか『ヒストリー・オブ・バイオレンス』とかなるべくなら劇場で押さえておきたい作品が多々あるなかで、“実話に基づく”という惹句が魅力的、かつその作りにも意欲の窺えるこれを敢えて優先してみましたが、期待に違わず優秀なホラーであり、法廷劇でした。もっと駆け引きがあったほうが法廷劇としての格も上がったのでしょうが、怪奇描写やその向こうに控えた主題を描くうえでは適当であり、バランスを保ちながらも結末は重い。賞レースで評価されるようなタイプではありませんが、わたしは名作だと思います。詳しい感想は、「膝の骨折れませんでしたか。」からどうぞ。
……ところで、これが今年に入ってから19本目の劇場での鑑賞作品です。次が20本目となるのですが……今のままだとアレになってしまう。本当にいいのか俺。
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