週にいちどは平日に映画を観ないと

 落ち着きません。マジか。マジです。しかもこのところ土曜日ごとに観たい映画が無数に増えていきフラストレーション溜まりっぱなしだったので、本日、まだ風邪が治りきっていないのは重々承知ながら、意を決して出発。

 本日の劇場はVIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ。他の用件も片付ける必要があるので早めに……と思って駆けつけたら、上映開始40分も前に着いてしまって手持ち無沙汰でした。プログラムは鑑賞前に買う習慣ですが、過剰に先入観を持たぬようさらっと眺めるだけなので、すぐに読めるところはなくなってしまうし、普通の小説本は待合室では暗すぎて読みにくい。

 鑑賞したのは、『ケータイ刑事 THE MOVIE』がなかったらたぶんこっちを選んでいたであろう、スティーヴン・スピルバーグ監督が久々に手懸ける社会派作品、1972年ミュンヘン・オリンピックを舞台に起きたテロに対する報復として暗殺の任務を担わされた青年が目撃する“民族紛争”の深淵を描いたドラマミュンヘン』(Asmik Ace・配給)。『トロイ』、『ハルク』で存在感を示したエリック・バナ主演作という点でも注目していたのですが、さすがにスピルバーグ監督、重い素材を解りやすく、しかし如何にも映画らしく描ききっています。答は提示していませんが、問いかけとしての重量感が備わっており、社会派作品としては充分な出来。イデオロギーとは縁の乏しい日本人なら、却って主人公の辿った心の軌跡が理解できるのではないでしょうか。詳しい感想は後日、このへんに

 観終わったあとはそそくさと帰宅。咳が出ていますが、それは映画を観る前から兆候のあったことなので予測の範疇。さ、また数日は蟄居ですよ。

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