新宿で暮らしはじめた香瑩。だがずっと戦いの場に身を置いてきた彼女(と信宏)の常識はとことんずれていて、周囲の面々を驚かせ困惑させるのだった。その頃、シティー・ハンターとしての仕事を再開した獠のもとに、最初の依頼人が現れる。
今回はまた特に作画が酷いなー。普通の場面でも線が崩れがちで、しかもせっかくのコメディ場面でも弾けかたが足りずに消化不良の印象ばかりを残す。後半手前、香瑩が蹴りを寸止めする場面、あの態勢では簡単に倒れます。ちゃんとデッサンしようよー。
話運びはとても良い。常識というものをまったく理解せず、暗殺者としての本能ゆえ使命に忠実たろうとする香瑩に、かなり危険な領域に無自覚に踏み込んでいるけれど、しかし本人は常識を知っていると思いこんでいる少女とを絡めて、新しい生活との折り合いを考えさせる。その過程でいちおうシティー・ハンターとしての仕事も全うさせているので、内容的にもバランスは保たれてます。……まあ、仕事として収入に繋がっているのかは謎ですが、それはオリジナル『シティー・ハンター』でも言えたことだし。
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