いちおう原作読んでるし放送時刻のバッティングしている作品がないしこの時間帯にテレビが点いてるの半ば習慣化してるし、とほぼ状況に流されて鑑賞。
……フツーすぎて引っかかるところが何もない。オープニングこそ半分サイレントで、趣向を凝らしているふうですが、本編に入った途端に特徴がなくなりました。作画は無難だし演出は凡庸だし、随所に作業効率優先で作ったのがミエミエの構図が目立って、堅実だなーとやや感心しつつも観る意欲を促しはせず。これで話が進むに従って作画や演出が荒れたら目も当てられないことになるのがいまから予想できるような内容です。
話運びも、原作を知っている私はさほど違和感を抱かず観られたものの、予備知識がないと今回の話はけっこう退屈に感じるのでは、という危惧を覚えました。あかほり作品の常連水谷優子演じる月並子が登場するまでは、起伏も惹きつけるところも少なすぎ。メイン三人の魅力もあんまし出てなかったのがいけない。原作で一回分にしか該当しない話を20分強使って描くなら、もっと丁寧に膨らまさないとあきません。
ただまあ、観るのを止めたくなるほどのマイナス材料はなかったので、当面は様子見というところでしょうか。『地獄少女』ほどには苛立たないし。
どーでもいいが、性が反転する前のはずむの姿にしばしば『ぱにぽにだっしゅ!』の桃瀬くるみが被って仕方ありませんでした。……似てるんだよ、キャラクター性が。
それにしても、近ごろのアニメはことごとく、ソフト化の際に作画調整するの前提で作ってるんでしょうか。今回もあったよ……ぜったいあとで効果外すぞ、って確信するような描写が。
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