- 我孫子武丸×藤谷陽子『スライハンド』(BLADE COMICS/Mag GARDEN) [bk1/amazon]
- 安西信行『MAR(11)』 [bk1/amazon]
- 藤崎聖人『ワイルドライフ(14)』(2と3、少年サンデーコミックス/小学館) [bk1/amazon]
- 山田南平『まなびや三人吉三(2)』(花とゆめコミックス) [bk1/amazon]
- 森生まさみ『生徒全員に告ぐ!(1)』 [bk1/amazon]
- なかじ有紀『隣のDOUBLE』 [bk1/amazon]
- 橘裕『もしかしてヴァンプ・5』(5〜7、白泉社文庫/4〜7、白泉社) [bk1/amazon]
- マイクル・コナリー/古沢嘉通[訳]『暗く聖なる夜(上)』 [bk1/amazon]
- 同 / 同 [訳]『 同 (下)』(8と9、講談社文庫/講談社) [bk1/amazon]
うーん、漫画類はポイント目当てで某店にて買うようにしているので仕方ないとしても、欲しい書籍があっさりと揃う店が減ってます。ジュンク堂池袋本店ぐらいの規模がないと追っつかないのは困るんだが……なんとかならんかなー。
ぼやきはさておき解説。1はチェックから漏れていたために発売からだいぶ経ってからの購入となりました。SF的設定に基づくミステリー。あとがきの、「普段はいわゆる推理小説を書いている」という記述にほのかな違和感を覚えたのは私の意地の悪さ故か。2と3はおいといて、4は学園+怪盗ものに歌舞伎のニュアンスを取りこんだ、個人的に注目しているシリーズの第二巻。早くも色々と面倒が生じてきている模様です……それはそうと双葉先生の謎についてちゃんと説明はされているのだろうかこの巻。ずーっと背中がもぞもぞしてるんですが。
5は著者デビュー作の文庫化第一巻、ですが表題作は分量的に半分くらいで、残り半分はファンでも意外と読み漏らしているというややアダルトなコメディ『理由は彼女にきいてくれ』を収録してます。確かに両方ともヒロインは眼鏡っ娘であるがなにゆえ帯はそれをプッシュしているのか。おまえは俺か。6は双子の男の子を軸にした話、この著者はいつどのへんの作品を読んでもスタイルが変わらないのですが、それがいい。7は完結……この人は話が佳境になるとどんどんダークになっていくので、覚悟を決めないと読みにくかったり。ページ数の多い漫画文庫に向いている漫画家ではないかと勝手に捉えてます。
8と9は邦訳を待ちわびていたハリー・ボッシュ・シリーズ第九作。なにせ前作『シティ・オブ・ボーンズ』がもの凄いところで終わっていたので、読みたくて仕方なかったのです。原題“The Lost Light”ですが、邦題は作中で使われている楽曲、ルイ・アームストロングの名唱で知られる『What a Wonderful World』から取っているようです……いいと思うのですが、しかし同じ講談社文庫で刊行されているボッシュ・シリーズ作品『夜より暗き闇』と被って見えてしまうのはちょっと拙かったような。
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