何の因果か二話連続放映……先週あんな妙な流し方をしたのが相当不評だったのか純粋に配慮したのかは不明だが。
第五話についてはオープニングが欠けてCMのところで中継が挟まっただけ、基本的に中身に違いはないので省略、前回の感想を御覧いただくとして、第六話は真夏日の話――原作の夏まわりのエピソードを引き抜いてまぜこぜにしてます。
話としてはこれまでになくダラダラしてますが、個人的にはいちばん欲しかった路線でもあったので結構納得。この過剰なまでのまったりさ加減こそ苺ましまろの本領ではなかろーかと。しかも今回はちゃんと笑いの要素に対してきっかけが設定してあるので、構成的にも巧い。オリジナルではアナのいなかったエピソードに彼女を絡める上でも非常に奏功している。
相変わらず話を引っ張っている、というかかき混ぜているのは美羽ですが、今回はほぼ全員に特徴的な場面があったことも買います。特に千佳がきちんと立っていたのは評価したい。ツボに嵌りやすい、というキャラクター性をちゃんと描いたのはこの回が初めてではないでしょーか……って原作通りの筋ではあったが。
バイトの回の話をここで引っ張ってくる、といったお遊びもありましたが――あそこはちょっと行き過ぎだったかも。おじいさん、別にあなたが何かしたわけじゃないし張本人はクビになってるんだから行ってもいいのよ。
次回は――予告では原作のどのあたりなのか想像が出来ません。普通に考えりゃ、のっけから美羽はただでは済まされないと思うのだが。
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