きのう、2ヶ月ぶりの墓参りに行ってきました。
なにせ我が家のお墓は、現地まで車で1時間半はかかる。ゆえに、通常は母が運転する車で出かけるわけですが、10月中旬に母が体調を崩し、徐々に生活に支障はなくなったものの、運転には不安がある。たまには私がひとりでバイクを運転してお墓参りするか、とも考えていたのですが、11月前半はほぼ風邪で潰れ、そのあとは遅れに遅れた作に追われ、一切余裕がなかった。今月に入り、母もどうやらほぼ普通に活動できるようになったし、私もまだまだ作業にゆとりがあったので、思い切って出かけた次第。
恢復したとはいえ、母にとって長距離の運転は久しぶり。事故を起こすようなことがあっては元も子もない、といつにも増して安全運転を心懸け、スピードも控えめでした。しかし、この日は巡り合わせが良かったのか、反対路線は渋滞していてもこちらはスムーズに流れている、というのが続き、ほぼ普段と同じくらいの時間でお墓に到着。無事、2ヶ月ぶりにお参りできました。
それから、墓参りの恒例で、遠回りして実に30年来行きつけの蕎麦屋へ。このお店、ずっと一緒に頑張っていた娘さんが今年の頭頃に亡くなり、常駐できるのが女将さんひとりだけになっている。その後、予め用意したお蕎麦が終わったらその日は閉店、という形にすることで営業を続けることにした、と窺ってましたが、果たしていつまで続けてくれるか、心配しつつ通っており、2ヶ月ぶりとなるこの日も営業しているかどうかが気懸かりでした。移動中に電話をかけると、ちゃんと女将さんが出て、2人前取っておいてくれることになった。食べられることも嬉しいけれど、まだ営業を続けてくれていることも嬉しい。
到着してみると、お店は半分ほどシャッターが下り、入口前には“閉店”の札が立てかけられている。しかし、予め連絡してありますから、遠慮なく入店。鴨せいろを堪能させていただきました。食事中、ご近所の常連と思しい方が入ってきてしまいましたが、既に品切れなので引き返していかれました……罪悪感もちょっとあったけど。
この時期に来店すると、年越し蕎麦の予約をするのも恒例です。とは言い条、すっかり人手の減ったこの状況では、そろそろ年越し蕎麦のための営業も大変だと思う。以前、実際にそういう話もされていたので、駄目かな、と思いつつ確認してみたら、今年もちゃんと販売をするらしい。しかも大晦日、通常は休業の日曜にもかかわらず、普通の食事も提供してくれるとのこと。というわけで大晦日、晴れていたら私はバイクで駆けつけて、昼食は蕎麦、夕食もお蕎麦です。雨が降っていたら母もそうなる。
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