剣闘士の伝説ふたたび。

 2日連続の映画鑑賞です。最近、多忙さ故にあんまりやってなかったのですが、今日は日程の都合上、今週の封切り作品を観に行くならここしかない、と思い出かけました。
 行き先はTOHOシネマズ日比谷。天気が良ければ久々にバイクで行ってみようか、と思っていたものの、予報では午前中いっぱい雨っぽかったので、きょうも電車です――家を出るときは小康状態でしたが、いつまた降り始めるか解らないのでバイクは考えなかった。
 映画には関係ないのですが、到着早々、ひとつ、ひとり密かにガッツポーズをしていた。何故かというと、コンセッションの列が、レジごとではなく、全レジで統一する形に変わっていたから。レジ前にパーテーションを引き、入口をひとつにまとめる一方、床に枠と矢印をテープで記して、混雑時にはまとめるようになっていたのです。
 ……前々から私はず~っと抗議していたのです。列の前に、量が多かったり、注文の要領を得ないお客がいたり、そもそもレジ担当の習熟度によって、着いた列の進みがまるで違うのは、どう考えても公平ではない。列を統一すれば、どこかで手間取っても別のレジが列を進めてくれますから、最終的に不満は減る、と言ってるのに、なーかなかやってくれなかった。今後もこのスタイルのままなのか、は解りませんが、個人的には満足。
 まあそれはさておき本題です。鑑賞したのは、リドリー・スコット監督が自身の代表作『グラディエーター』のその後を紡ぐ最新作、腐敗を極めたローマを舞台に、戦いに敗れ捕らえられ剣闘士となった男を巡って陰謀と宿命のドラマが展開するグラディエーターII 英雄を呼ぶ声(字幕・IMAX with Laser)』(東和ピクチャーズ配給)
 前作の、当時の映像表現のレベルを押し上げるクオリティも凄かったのですが、後続で同等の傑作も存在するいま、なおこの迫力、衝撃をもたらせるのが凄い。
 冒頭から血で血を洗うが如き戦闘が繰り広げられ、前作よりも壮絶となった奴隷、剣闘士の姿が描かれる。特に、闘技場での特異な趣向は、現実にあったのかは不明ながら、権力者の横暴さを象徴し、同時にアクションシーンの過激さを増幅している。
 史実を下敷きに大胆な脚色を施しつつ、陰謀と野望、血縁と宿命が入り乱れるドラマとしても圧巻です。前作は観ておくに越したことはないけれど、本篇だけでも充分に面白い歴史スペクタクルでした。出来る限り映画館、可能ならラージ・フォーマットで鑑賞すべきだと思う。

 映画を観たあとは東急プラザ銀座へ。先日、ここの10階に焼きあご塩らー麺 たかはしの支店が入ったことを知ったので、早速利用してみました。
 私の知る他の店舗はどこも現金のみ対応ですが、ここはクレジットカードにQRコード、そして各種ICカードまで幅広く対応しているのが嬉しい。そして肝心のラーメンの味も、卓上調味料などのシステムも完全にそのまんま。変化がない、と批判することも出来ますが、この安心感がありがたいのです。つるとんたんはどうしても混雑する傾向にあるので、回転も早そうなこっちを今後は重宝そう。

TOHOシネマズ日比谷、通路の壁面に大きくあしらわれた『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』キーヴィジュアル。
TOHOシネマズ日比谷、通路の壁面に大きくあしらわれた『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』キーヴィジュアル。

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