
いちおう文章を書く仕事はず――――っと続けていましたが、小説ではないし、色々な配慮から別名義でやっていたため、ここでお知らせすることがなぁんにもないまま早幾年。
そうこうするあいだに、小説仕事からすっかり遠のいてしまって、新作を発表するにしても、まずどこかで繋がりを作るなり、何かしら営業活動をしなきゃなー、と思いつつも、別業で忙殺されて、準備をする余裕がない状態が長いこと続いていました。
しかし、その別業の方も、この数年はだいぶジャンル的に衰退が進んでいます。そのために取引先も案件も減少し、昨年あたりから、かなり厳しい状態にある。
その結果として、作業時間としてはゆとりが生まれてしまったこともあり、昨年頃から、小説の新作の準備をしていたのです。
本心としては、凝りまくったミステリとか、このところときどき変なアイディアが降ってきていたホラーを書きたい。
ただ、もともと愛着が強く、こだわりも強いジャンルで、書き始めたら手が抜けない。ぶっちゃけ、収入に繋げようとするには、伸び伸びと、なおかつシリーズとして、2巻、3巻ぐらい書き継げるものの方が、収入的にもありがたい。
当初、別の作品を練っていました。そっちは本当に、自分の好きな要素を好きにぶっ込んで、伸び伸び書ける作品にする、つもりではありました。
が、悪いクセで、書き始めると色々、細かいところまで考えてしまう。ここはこのままではいまいちリアルじゃない、読んでいてそれなりに意外なものがあった方が、とか考えていると、なかなか進まない。
それでもだんだん作品の雰囲気とかリズムが固まってきて、ちょっと真剣に取り組めばスピードが上がるかなー、と思い始めた今年の春頃。
突然、今回公開した作品の、ベースになるアイディアが降ってきてしまった。
うわこれ書きたい、という欲求がにわかに沸き起こり、思いついた部分を一気に書き始めたら、けっこう書けてしまった。
とはいえ、すぐに公開できる状態ではない。なにせ、大枠と、最終的にどこへ着地したいか、はすぐに固まりましたし、何ならけっこうまとまった下書きも出来たけれど、想定した仕上がりにしたいなら、それなりの尺が要る。その一方で、構成的にも、1巻ごとにひとつのエピソードとして一区切りに出来るようにしたいけれど、そのためには細部をきっちり錬らなきゃいけない。
大枠はあるけれど、細かい設定や展開は、書き進めつつ組み立てていたので。結局スムーズに進んだわけではありません。実のところ、公開したいまでさえ、いちおう完成したのは第七話までです。想定では第十話くらいで第一章として展開に一区切りをつけたいんですが、このペースだと、第十二話くらいは行くかも知れない。
とはいえ、そろそろ第一章の全体像は固まってきましたし、設定も展開も、そして作品の書き方もだいぶ固まってきて、スピードが上がりそうな予感が出てきた。なので、ちょっと早いですが、小説投稿サイト《カクヨム》にて、公開を始めることにしました。
現時点で序章と第一話のみ公開となってますが、明日以降、毎日20時に一話ずつ公開する設定にしておきました。そこから先は――どんだけスムーズに書けるかが問題ですが、とりあえず第一章までは、なるべく早く全話公開できるよう頑張ります。
折角なので、お楽しみいただけると幸いです。


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