ラー1グランプリ開場直後に入場し、食事してしまったそのあとのこと。
だいぶヒヤヒヤしましたが、どうにか上映開始時間少し前にTOHOシネマズ新宿に到着。パンフレットはあとで買うとして、鑑賞のお供であるドリンクバーだけ確保、大急ぎでスクリーンへ。
鑑賞したのは、大人気ホラーゲームを『WEAPONS/ウェポンズ』のザック・クレッガー監督が新たに映画化、何の特技もない配達員が、1夜の恐怖に巻き込まれる『バイオハザード(2026・字幕・IMAX with Laser』(Sony Pictures Entertainment配給)。
ポール・W・S・アンダーソン監督版は何だかんだとぜんぶ観てしまいましたが、そもそも原作ゲームのファンではありません。ぶっちゃけ、ああいう“死角からどーん”系の恐怖は基本的に苦手で、映画ならともかく、ゲームではあんまし触れたくなかった。故に、ゲームの世界観や細かな設定は把握できてません。
でもこれは断言出来ます。
たぶん、これがいちばん正しい、『バイオハザード』の映画化です。
もちろん、ゲームに登場するキャラクターとか、ベースとなる展開を余りイジることなく映画化して欲しい、という意見もあるでしょう。けれど、そういうのこそ、実のところゲームの面白さには敵わない。ならば映画としていちばんいいのは、ゲームと同じ世界のどこかで繰り広げられているかも知れない、くれ拡げられていても不思議ではない物語を、ゲームに近いテイストで生み出すことです。本篇がやっているのは、まさにそれです。
映画なので、主人公の視点そのものではないけれど、ほぼ完璧に伴走し、同じ緊張感を味わわせるカメラワークと演出。随所で主人公が状況に対して口汚く愚痴をこぼすのが共感出来ます。そしてこの演出が、恐怖ばかりではなく、しばしばユーモアとしても効いている。錠前のくだりとか、街に入って最初のほうのやり取りなんか、怖いしとんでもない事態なのに思わず笑ってしまいます。
ゲームのステージめいた構成のなかに、きちんとホラーとして独創的な趣向が用意されているのにまた唸らされます。この設定ならではの独創的な恐怖、衝撃的な事態に、驚いたり慄然としたり、またちょっと笑わされてしまうこともある。この呼吸が素晴らしい。
巧みに緩急をつけ観客を引きずり回しながら、終盤にはある種の感動と、意外性のあるドラマまで用意しています。だいぶとんでもない決着ですが、妙なカタルシスがある。
もちろん万人が満足するわけではないでしょうし、やっぱりもっと原作のストーリーを反映して、と言いたくなる人もいるでしょう。けれど、あのゲームの映像化として、ひとつの理想型だと思いますし、ゲームを抜きにしても、主人公と同じ恐怖、興奮を味わえる、体験型映画として極めてハイクオリティ、と断言します。少なくとも私は超楽しかった。何度もビックリしたけど。
映画鑑賞のあとは、コンビニでお茶を購入してから、ふたたびラー1グランプリへ。このあたりの詳細は別項にして記します。



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