レンタルDVD鑑賞日記その5。

 レンタルDVD鑑賞日記その1で触れた、マイケル追悼の意を籠めて借りた作品をよーやっと鑑賞。その正体は、ミスター・ロンリー』(GAGA Communications・配給&発売)――偽物の話だったりする。

 シュールなシチュエーションにコミカルな言動を鏤めていますが、しかしその顛末はとても切なく哀しい話でした。雰囲気はいいし、言わんとしていることも解るんですが、たぶん素直に受け止められる人は少ないと思います。醜さと愛らしさの共存した、不思議な魅力を備えている、でもちょっと人には薦めにくい作品。好きな人は相当好きになるでしょうけれど、だからと言って簡単に他人に観ろ観ろ言ったりしないほうがいいと思う。

 しかし私がこれを観ていちばん釈然としなかったのは、追悼のつもりで観たはずなのに、当のマイケルの曲がまったく使われていなかったことだったりして。権利の問題も大きかったんでしょーが、何とかならんもんだったのか。

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