先週から今週にかけて、観ているアニメが私にとって好みのエピソードばっかりで幸せな気分です。

まず『ウィッチウォッチ』第8話Bパートです……いや、Aパートも楽しいんですけど、この作品がアニメ化する、と知って期待していたのがこのBパートの方だったのです。絶対に、アニメにしたら面白い、とず~っと思っていて、期待通りの仕上がりで満足しかない。
この更新直後くらいならTVerで、そのあとでも配信で観られるところがあるなら、第8話だけでも観て欲しい、と思う。出来れば、スタッフとキャストの腐心を想像しながら……私の考えていた通りなら、相当面倒くさかったはずなんだよこの回。

お次が『忍者と殺し屋のふたりぐらし』第7話。こっちも本質的にはふたつのエピソードの融合と思われますが、ポイントは女子高生の殺し屋・古賀このはと同級生のエピソードです。
残酷なことをひどくドライにこなしてて、しかしそこに奇妙な情緒があるのがこのアニメなのですが、そういう特徴が如実に出た回だと思います。たぶんこのくらいの感性でないとやってられない、けれどどこかに胸のつかえがある。このはの同級生・吉田碧子は事実を知ったらどうするんでしょう……って、結末はなんとなく想像がつくが、それも含めて不憫でならない。

こちらは何の心配もしてなかった『mono』に至っては、第1話からBGVとしてぐるぐる回し続けるくらいお気に入りなのですが、先日の第7話は、本来メインであるはずのシネフォト部の3人がいっさい登場せず、漫画家・秋山春乃と漫画関係者しか出てこない、なかなか攻めた回。
このシリーズ、実はオカルトな展開がちょくちょく出てくるのも気に入っている理由なんですが、春乃の漫画家仲間・クロクマさんが今回語る、ホラー漫画をアニメ化したときに起きた災いが、パターンを極端化して楽しい。原作通りではあるけれど、動かされるとなおさら強烈です。
Bパートで展開する、このシリーズではお馴染みの観光ネタも、コミカルなひねりが効いていていい。贅沢を言えば、あの直後の編集・島田さんはあえて見せず、春乃たちが次の状態に気づいたところから見せて欲しかった。私はこの経験ないけど、たぶん、あのポーズになるのには時間かかるよ。

そして『アポカリプスホテル』先週の第7話と、東京では昨晩放送されていた第8話です。
第7話の意外で、おいおいこのあとどうするんだ、という展開も素晴らしかったんですが、第8話は輪をかけて素晴らしかった。第7話の成り行きを受けて、いつものように(ほんとにいつものように)あっという間に数十年が経過し、事態が一変している。その変化ぶりが完全にコメディなんですが、何故か哀感があり、そして突如として始まったメカアクション(?!)とその背景のドラマが笑わせるくせにくっそ熱い。録画を、昼食を摂りながら観てたんですが、なんじゃこりゃ、とツッコミながら笑ってました。
第1話から既に数百年経ってるこのシリーズがどこに着地するのか、まだ見えてきませんが、どう転がろうとたぶん観続けます。SFでノスタルジーでそのくせコメディ、って本当に最高だ。
ちなみに、このうち3作はOPテーマの音源を入手して聴きまくってます。今期は私にとってはアタリです。まだ今クールは一ヶ月くらい残ってるけど、もう断言してもいいと思う。
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