お隣の皇帝ダリアが折れました。

 お隣の家は、私の家との中間に細い植え込みのようなスペースがあって、そこに植物を育てています。
 そこで昨年から皇帝ダリアを育てているのですが、これがなかなか厄介な代物で、すぐ伸びるけれど、風にめっぽう弱い。うちも少し分けてもらって、母が庭に植えてみたところ、台風以前の強風でへし折られてしまった。それでもいちどは花をつけましたが、これは無理だろう、とそのあとは切ってしまいました。
 しかし、お隣は諦めなかった。昨年、花期を過ぎたぐらいからもういちど育て始め、気づけば結構の高さまで育っていた。幹も太くなり、ここまで育てば大丈夫かな、と私の家でも咲くのを楽しみにしていたのですが――折れました。
 なんでも、先週の段階で、折れないようにつけた添え木が折れてしまい、さらに太い添え木を繋げたものの、それでも耐えきれなかったそうです。なにせ、既に2メートル以上に育ち、上のほうに葉がいっぱい茂っていましたから、自重も双頭なものだったはず。そこに強風が来たから、ひとたまりもなかった模様。午後、気づいたときには、私の腰の高さあたりからぺっきり折れていました。大きく育って、花が咲くのを私も母も楽しみにしていたので、かなり残念。
 幸い、お隣では他にも皇帝ダリアを植えていて、まだ人の背の丈くらいの高さで、蕾もついている。このままなら今年も花を咲かせるでしょう。
 ……あとでお隣の家の方とも話してましたが、この花、野生ではどうやって育つんでしょう。調べてみると、中南米の高地が原産で、冬のうちに一気に育ち、秋口に花を咲かせるらしい――日本では厳しすぎやしないか?

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