book ガレス・ルービン/越前敏弥[訳]『ターングラス -鏡映しの殺人-』 1881年のイギリス・エセックスと1939年のアメリカ・カリフォルニア、ふたつの時代と場所で紡がれる謎とドラマが呼応する。どちらから読むかで印象が変化する、希有な読書体験。 2025.03.14 book
book 城昌幸『みすてりい』 本邦探偵賞せ黎明期に活躍した幻想怪奇短篇の達人が、生前に刊行した自撰集に、関連作を加えて復刻。美しい謎と論理が光る《波の音》、奇妙な後味を残す《ヂャマイカ氏の実験》など35篇に、江戸川乱歩の跋文も収録。 2025.02.06 book
book 小泉節子『思ひ出の記』 日本の“怪談”都、それを生み出した風土を世界に伝えた小泉八雲を、私生活においてだけでなく執筆のうえでも支えた妻が、亡くなった八雲の姿を語る回想録。 2025.01.28 bookdrama
book ジョン・ディクスン・カー/白須清美[訳]『悪魔のひじの家』 《緑樹館》を徘徊する幽霊が、住民を銃撃した――この奇妙な謎に、ギデオン・フェル博士が挑む。本格ミステリの王道にして意欲作。 2025.01.19 book