今週に入ってスケジュールを調べるまで、今年もホラー秘宝まつりを実施していることをすっきり忘れてました。昨年も何だかんだで訪れる機会を逸してしまったので、今年こそはあのひとたちの勇姿を見届けよう――と思って、改めてスケジュールを調べてみたら、こちらの動ける時間にかかってるのがもう今日だけしか残っていないことが判明した。
我が家から会場であるキネカ大森は地味に遠いので、正直なところ踏ん切りがつかなかった。しかし、そもそもどうしてこれの存在を忘れてたかと言えば、今年は2ヶ月にいちどのお楽しみ、新耳袋トークライブが2月を最後に中止を余儀なくされているからなのです。新耳袋がらみのイベントにまったく足を運んでない、というのが寂しいので、意地で出かけることに。
日中は自宅にて過ごし、勤め人が帰宅する頃合に出発。電車にてキネカ大森を目指す――きょうはバイクは考慮の外でした。まだいちどもバイクで訪れたことがないのに、日が暮れたあとで未知のルートを辿るのは危なっかしい。しかもきょうは一部で雷雨の予報も出ているのでなおさらです。
鑑賞したのは、怪奇現象をカメラに収めることを夢見て因縁の地へのアタックを繰り返す馬鹿野郎の冒険最新作『怪談新耳袋Gメン2020』(ブラウニー配給)。
例年予算不足に悩まされてるのが画面からアリアリなシリーズですが、今年はそれに加え、遠出が難しい状況なので、だいぶ考えたことが内容にも窺えます。ゲストゼロだし、明らかに関東で済ませてるし。
制約を思えば頑張っているのは間違いない……んですが、やっぱし成果としては物足りない。相変わらず気配は確かに感じるし、音は録れてるんですが、それ以上になかなか巡り会えないのが辛いところ。とは言え、観てるだけで怖さが伝わるミッションの内容や、お約束的に仲間を引っ掛ける大人げなさ、ついでにちょっとしたハプニングにも恵まれるなど、ちゃんと見せ場を作ってるのがもはや職人っぽい。
巡った場所も少なめで、恐らくはスタッフも未練が残る状況だったと思われますから、たぶんまた来年も行くのでしょう。でもそのときはゲストを呼ぶとかした方がいいと思う……いい加減、田野辺さんは楽をさせてあげよう。
鑑賞後、アンケートを投函したあとは脇目も振らずに家路に就く。ちなみに、明日も夕方からお出かけです……今週、なぜか毎回このパターンになってしまう。
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[…] 監督&編集:佐藤周 / 製作:丹羽多聞アンドリウ、山口幸彦 / ラインプロデューサー:後藤剛 / 企画協力:木原浩勝、中山市朗 / […]