作業がそろそろ大詰めだし、今週末はイベントが立て込んでいて、作業に時間を割けそうにないので、なるべく進めたくてきのうは映画鑑賞に出かけなかったのですが、やっぱりなんとなく落ち着かない。
ちょうど昨日は、劇場公開の当時から気になっていたけどタイミングが合わずに観逃した作品が、CSのムービープラスにて21時から放送がある。火曜日の透析中はだいたいいつも観てるバラエティ番組を数珠繋ぎにして時間を潰していますが、昨日だけはこっちを観ることにしました。
作品は、裏社会に生きる女性達がひょんなことから犯罪組織と対立、壮絶な戦いを繰り広げるクライム・アクション『ガンパウダー・ミルクシェイク(字幕)』(kino films初公開時配給)。
……感想は見出しに尽きる。
ほんとーにこれは私好み。個性のある美術に雰囲気とユーモアの豊かな会話、そして過激だけどアイディアに満ちたアクション・シーン。とりわけアクションは、凄まじく興奮しました。強烈な“縛り”を用いることで、スリルを強めながらもブラックな笑いに満ちたシーンに仕立てたかと思うと、非常にツボを押さえたカメラワーク、リアリティではなく見た目のスタイリッシュさを優先した戦いっぷり。それでいて、きちんと組み立てることで、CGをまったく用いずに表現しているのも好感が高い。
さすがに暴れすぎだろ、とか本当にこんなやり方でうまく行くのか、というツッコミはもはや野暮です。常軌を逸した、過激にしてクール、そしてキュートな趣向の数々に酔い痴れるべき逸品。
嘘でも何でもなく、劇場公開のときにもスケジュールのチェックはしてたんですが、こちらの予定にうまくハマらず観逃してしまったのです。いまからでもリヴァイヴァルしてくれんだろうか。大きいスクリーンで堪能したかったよ。
コメント