なんだかすごーく久々の気がする映画鑑賞に出かけてきました……正直なところ、まだ喉がいがらっぽく、若干の不安を残しておりますが、ほんとーに観たいものが溜まっている。これ以上先延ばしにしたくないのです。
行き先はTOHOシネマズ日本橋。日本ラーメン大百科のために新宿をメインの河岸に変えている時期でしたが、新宿はどの劇場を使っても駅から遠く、日本ラーメン大百科の会場は更に遠い。さすがにいっかい様子見として、駅からの距離や経路がちょうどいい日本橋のほうにしたわけです。
鑑賞したのは午前十時の映画祭13上映作品、共にパートナーを失った男女のロマンスを洒脱な映像と音楽で描き出した『男と女』(日本ユナイテッド・アーティスツ初公開時配給)。午前十時の映画祭では12年振りの3回目採用となります。デジタル上映に切り替わってからは初めて。
……久々に観ても“ダバダバダ”の印象がメインであった。
本質的には単純な話だから、というのが大きいのでしょう。上に記したむちゃくちゃざっくりした粗筋でも概ねそのまんまで、あとは細部と、ゆっくりとした歩み寄りがすべてなのです。それぞれ悲劇的にパートナーと離別していればこその踏ん切りの悪さが生む、焦れったいやり取りが続く。雰囲気はあるし洒落ているけれど、そこに強い主張がない。だからこそ普遍的な共感も生み得るのですけれど、ストーリーとしてはどうしてもシンプルすぎて、あまりにも耳に残る音楽を超えられない。
いま観ても洗練されたカット割りとか、アヌーク・エーメの見蕩れてしまう美しさとか、映画としての妙味は豊か……なんだけど、如何せん雰囲気が先行している。それはそれでいいのですが、なにせこちらは病み上がり、しかも最後にもうひと押し、と前夜寝る直前にももう1回、強めの風邪薬を服用していたから、そうでなくても眠気が強い。そんなときに観るには、あんまし相応しい作品ではなかった……。
鑑賞後は日本橋ふくしま館へ……あえて今日、日本橋で観ることにしたのは、例によってイートインに老麺まるやが来ているからだったりする。なにせ風邪で伏せってから久々となる外食、どのくらい食べられるか確かめるなら、味に信頼の持てるここにしたかったのです。
11時35分くらいに着いたはずですが、イートインには既に列が出来ている。どうも、まるやのファンはこの界隈にも多いようで、まるやが出店しているとけっこう混むのです。それでもだいぶ早かったので、限定30食くらいしか提供しないチャーシューメンも残ってましたが、とにかく久々の外食なので、大盛りでもない普通の喜多方ラーメンにしました。
そして無事に完食できました。特にしんどい、ということもなく美味しくいただけました。そもそもが食べやすいラーメン、ということもあるでしょうが、食欲面では問題なくなっている模様。
というわけで、そろそろ普通にお出かけを再開します。思った以上にご無沙汰してしまった日本ラーメン大百科、久々に行くぞー。
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