極寒と激動の歴史が織りなすロマン。

 プログラム切替直後の月曜日は、午前十時の映画祭14を観に行く日。特に今コマは、スケジュールの都合で来週に押さえるのは難しそうなので、今日訪れるのが最善です……ほんとは先週、出かけたかったんだけどね。
 今日の上映開始時間は9時15分………電車はラッシュだけどやむを得ない。なにせ、今日の映画は3時間越えなので、早く始めてもらうほうが有り難いのだ。
 鑑賞した今コマの作品は、デヴィッド・リーン監督作品、革命前後のロシアを舞台に、時代に翻弄される医師と彼を取り巻く人びとの数奇な運命を描いたドクトル・ジバゴ』(MGM初公開時配給)
 ……正直に言えば、きょう観るのはしんどかった。体調がいまいちなので、長大な映画はそれだけで重たい。
 ただし、観始めるとあんまし気にならなくなるのもいつものこと。
 ロシアの歴史と絡みあう、個人的かつ壮大なドラマとして充分見応えがありますが、やっぱりこの作品は終盤の、放置された家の退廃的だが美しすぎるヴィジュアルと、ささやかだけど心暖まる結末が秀逸。映画祭コンプリートのため、というのがいちばんの理由だけど、それでも3時間強を耐えきるのは、このふたつのシーンを味わいたいがためです。

 鑑賞後は、久々にコレド室町2からほど近いところにある神田らぁめん悠へ。ここの醤油ラーメンのスープと、選択可能な2種類の麺のうち、平打ち麺の味がとっってもお気に入りなのです。最近は日本橋ふくしま館を選びがちで、訪れるペースが伸びてしまってますが、たま~に無性に食べたくなる。
 堪能してお店を出たら、想定外の雨降り。明日からまた冷え込む予報にはなっていたけれど、もしかしたらその先駆けに天気が荒れているのかも。近づいた旅行を風邪で台無しにはしたくないので、急いで家に帰りました。

TOHOシネマズ日本橋、通路の壁に掲示された『ドクトル・ジバゴ』上映当時の午前十時の映画祭14案内ポスター。
TOHOシネマズ日本橋、通路の壁に掲示された『ドクトル・ジバゴ』上映当時の午前十時の映画祭14案内ポスター。

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