選別が難しい。

 きょうは祝日で母の手が空いている、ということで、ふたたびかつての家の片付けに行って来ました。
 片付け、とは言いますが、やってるのは仕分けです。ここに置いていた本をすべていまの自宅に移動するのは物理的に不可能なので、思い入れのある書き手や、現在の自宅で棚に揃えてあるような作家のものを残し、あとはなるべく処分の方向で分けていく。
 ……ただこれが言うほど楽じゃない。ほとんど忘れてても、気になったから買ったものばかりなのです。出来るだけ心を鬼にしよう、としても、けっこうな量が残ってしまう。
 しかも前の家に移動しておいた在庫は、現在のようにグラシン紙によるカバーではなく、その頃アルバイトしていた書店で貰ってきたカバーを中心にかけていて、ページを開かないと中身が解らない。
 しばらく放置しているあいだに向こうの家はしっちゃかめっちゃかで、まともに座る場所もありません。無理な態勢でそんな確認作業をしているので、まあ疲れるし腰に来る。とりあえず、何箱か中身を確かめ、ある程度選り分けたところで、近くのファミレスへ。食事のあともういっかい戻って整理しよう、という流れのつもりでしたが、あんまり荷物が多くなってもアレなので、食後はそのまま引き上げることに。
 ざっと探った程度ですが、それでもいまの自宅に再建した本棚に欠けていたものがだいぶ発見できた――が同時に、もともと回収するつもりだったけど調べたら数が足りない、というのも出ている。どーしても読みたかった『キャットルーキー』、母が回収してくれていたのですが、確認してみたらよりによって最終巻だけない……。
 取り壊しの話はここに来て急速に進み始めていて、あと何回通えるかは不明ですが、出来るだけ足を運ばないと後悔する結果になりそうです。

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