ハシゴとかいう間隔じゃない。

 映画祭モードは昨日で終了。そうでなくても観たい作品が山積み、かつ新作も次々封切られるので、観たいものは速やかに鑑賞するに限ります。というわけで、昨日の今日にしてまた映画館詣でです。

 今日は行くべき劇場ははじめから決まっていた。何故なら、ジェイソン・ステイサム出演作はユナイテッド・シネマ豊洲で鑑賞する、と誓っているから。主演ではないけれど、いったん決めたルールをはみ出すのは気分が良くないので、映画サービスデーなのをいいことに、予めチケットはネットで確保してありました。故に、小雨模様でも、文句を言わずに電車で移動。

 作品は、シルヴェスター・スタローンの呼びかけで始まったアクション版オールスター・ムーヴィー、早くも3作目のエクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(松竹×Pony Canyon配給)

 監督は新鋭にバトン・タッチした一方で、メンバーにはウェズリー・スナイプスアントニオ・バンデラスハリソン・フォードが加わり、悪役にメル・ギブソンを招いて豪華さはほぼ頂点。そして腕のある新鋭を起用したのが幸いして、楽しさは前2作を凌駕している、と言っていい。楽屋オチ的なくすぐりを欠かさず、しかしプロット的にもちゃんと効果を上げる描写を織り込んでいる。そしてもちろんアクション映画としての見せ方もツボを押さえていて、本当に堪能出来ます……まあ、体調が悪かったとかでジェット・リーの身体能力を見せる場面がなかったとか、さすがにお約束を押さえすぎてひとによっては気分良くないだろうな、とか嫌味はありますが、そこはそれ。私はシリーズ最高傑作だと思う。

 前述した通り、観たい映画はまだまだ残っているので、これ1本で変えるわけにはいかない。とはいえ、仮眠を取らないと午後の行動に支障を来す、という厄介な習慣がついているし、そもそももう1本押さえておきたい作品は夕方からの上映なので、それまで休憩も含めて時間を潰さなければなりません。幸い、ユナイテッド・シネマ豊洲の入っているららぽーと豊洲にはネットカフェももあるので、食後にそこで3時間ほど、更に買い物などして次の作品まで潰しました。……1本目と2本目の間隔が遠すぎてハシゴ感がないな。

 そして鑑賞した本日2本目は、往年の名作を現代の技術と新解釈でリブートしたシリーズ第2作、ウイルスによって大幅に数を減らした人類と、山奥で発展を遂げた猿たちとの剣呑な駆け引きを描いたSFドラマ猿の惑星:新世紀(ライジング)(2D・字幕)』(20世紀フォックス配給)

 こちらも優秀な再解釈だった前作を見事に受け止めて、優れたドラマに昇華してます。滅びを迎えたひとびとの臆病さと、発展を続けてきた猿たちの自信、そのなかで争いを求めない善良な意思と、疑念や野心により戦争を求める声とが相克するさまを、緻密に描き出している。テーマがテーマなので最後にどうなるのかはおおむね予想がつくんですが、それでも胸を震わせる終幕は圧巻でした。ちなみにこれ、3Dも公開されていて、本当ならそっちで観たかったんですが、観るタイミングを失ったせいで既に3D版はあまりかかっていない。まあ、この作品なら2Dでもいいか、と妥協したんですが……出来れば3Dで観たかった。けっこう立体視を意識した構図でまとめられていましたから。

 ネットカフェで休んでいた時間はありましたが、そのあいだは映画用のノートをまとめるのに忙殺されて、作業も映画感想も手をつけられずじまい。ずーっと出先だった、ということもあり、仮眠を取ったとはいえ、既に眠気が募ってきております……日曜と月曜は根を詰めて作業しないと。

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