4月26日に、2025年6月リリースの『封印映像77 クリエイター 後編』を鑑賞。釣り目的で地図にも載っていない沼を訪れた投稿者と友人が遭遇する恐怖《ヌシ》、妻から暴力を振るわれるようになった投稿者が証拠として撮影を始めたところ、記録された妻の奇行とその顛末《DV》、俳優である投稿者が以前から欲しかった乗用車を手に入れたことで見舞われる異様な出来事《愛車》、謎の投稿者から送られた、“幽霊を作る”という映像のその先を追う表題作の全4篇を収録。
相変わらず、細部はダメダメだけど着想はいい。《DV》は怪奇ドキュメンタリーの入口としてはときどき見られるものですが、その背景がなかなかに興味をそそられますし、《愛車》はどこか『世にも奇妙な物語』じみている。
しかしやはり問題なのは“細部”のほうです。たとえば《DV》は、スタッフによる調査の手段があまりにも雑だし、その後の“発見”を、映像コンテンツで紹介するというのにきっちり撮影していないあたりがあまりに不自然。《愛車》については、状況的に他の目撃者、更には最後に警察も絡んできているハズなのに、そのあたりの反応を確認したり、探ったりする様子もない。ほんとにいつもいっつも、脇が甘い。
何よりも残念なのは表題作です。前巻の展開からはけっこう期待を煽られるのに、その膨らんだ期待に応えられる仕上がりではない。映像的に前巻以上のものは出てこないし、スタッフの調査もやっぱし緩い。折角、撮影されたと思しきアパートまで特定できてるんだから、その部屋そのものだけでなく、周辺への聞き込みだったり、アパートの所有者そのものや、状況的にあったと考えられる“騒動”を炙り出して、もっと全体像を浮き彫りにしなきゃならない。そうしてやっと、現実では計り知れないところの“怖さ”、“不気味さ”が強調される。
アイディアそのものは悪くなく、細かいところを抜きにすればホラーとして楽しめるので、引き続き鑑賞はするつもりですが……本当に、もうちょっとどうにもならんか。そろそろ、どこかに連れ去られてしまった演出を連れ戻すべきではないのんか。いったい何巻、ちゃんとした演出なし、という体で進めてるんだよ。
このエンディングのあとも調べようはあると思うの。[レンタルDVD鑑賞日記その943]
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