このところ、かなりアニメを観ています。

　ここ数年ほど、アニメ番組は「とりあえず気になるから録画しとけー」で予約しておくものの、なかなかタイミングが掴めず、そのまま消してしまうか、念のためにブルーレイに焼いてはおくけどそれっきり、というのが大抵でした。
　しかし最近はけっこう色々と観ている。理由は、これも在宅透析に切り替えたお陰です――透析機器を置いたリヴィングに接続してあるレコーダーを、アニメの録画用に使っていたので、透析や片付けのとき、観る番組がなかったり、配信を観るにも中途半端な時間だったりしたときに、つまむように録画したアニメを観ています。
　結果、昨年秋アニメは『古見さんは、コミュ症です。』や『見える子ちゃん』など数本、放送から間を置かずにちゃんとチェックできた。特に前者は、原作からお気に入りだったこともあり、完璧な仕上がりが嬉しくて何度もリピートしてたりする。
　当然のように今期も、気になる作品はいまのところしっかりチェック出来ている。３期目でＴＢＳに移籍した『からかい上手の高木さん３』とか、原作序盤だけつまんで気になっていた『ハコヅメ』とか。
　なかでもいちばん楽しみにしていたのが、『その着せ替え人形は恋をする』。コスプレに憧れるギャルと、彼女に頼まれて衣裳作りに携わるようになる人形作家の卵の、お色気込みのラヴコメ。最近のこうした作品の例に漏れず、コスプレについての下調べやリスペクトがしっかりしてるので、アニメにしても面白いだろうな、という期待はあったのです――最初に登場するコスプレの元ネタがアレなのが気懸かりではありましたが。
　土曜深夜に放送された第１話を、翌日であるきのうに、チャプター設定したりしつつ鑑賞。ちょっと動きが過剰になってるところもありますが、基本的なストーリーラインは原作通りで文句なし。なんなら、第１話に含む内容が原作第１話とピッタリ一致してる。
　……一点だけどーしても引っかかったのは、主人公・五条新菜とヒロイン・喜多川海夢が初めて会話するくだり、
　海夢が友達と話しているときに態勢を崩して新菜の机にぶつかるのが、このふたりが初めて会話を交わすきっかけになってるんですが、海夢、どー観ても死ぬ態勢と勢いで転倒してます。打ち所もヤバいです。全般に動きを大きくしているのはアニメだからいいんですが、さすがにあれはやりすぎです。平然としてるのが怖い。
　とはいえ基本的にはいい感じのアニメ化になっているので、たぶんこの作品も、透析中の暇つぶしのお供になってくれそうな気がします。あとはどの辺までアニメ化してくれるか、ですが……出来れば文化祭のくだりまでは押さえて欲しいんだが。