久々のデアゴスティーニ。

 いちど買うとやたらDMが届くユーキャンとデアゴスティーニ。基本、ちょっと気になることはあっても購入に至らないことがほとんどなのですが、今月は久々に「何回かは買ってもいいかも」と思ってしまったので、きのう上野へ映画を観に行ったついでに買ってきました。

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 伝説のジャズレーベル、ブルーノートが所蔵する音源から、アーティストごとに名演を選び、高音質のCDに収録したシリーズです。定価は税込み1,499円、しかし例によって創刊号のみ490円。しかも採り上げたのはジャズ愛好家ならずとも名前はご存じのはずのマイルス・デイヴィスです。
 ……まあ、ぶっちゃけ私は、ジャズをやたら聴いていた時期に当然の如くマイルスも買っていて、ブルーノートの公式音源はちゃんと揃っている。案の定、マガジンに収録された演奏もぜんぶ手許にありました。でも、デアゴスティーニの分冊百科は、同梱されたテキストの読み応えもあるので後悔はありません。たぶん母が、リヴィングに置いてあるプレーヤーで聴くだろうし。
 とはいえ、選曲はまったく文句ないのです。のっけから、この曲の最高の演奏と言っても過言ではない『枯葉』が来て、『Dear Old Stockholm』や『It Never Entered My Mind』など、マイルス自身が後年にも挑んでいるスタンダードのごく初期のヴァージョンが収められていて、若々しさと才気が同様に堪能出来るのもいい。
 調べてみると、ブルーノートのセレクションはいちど刊行されていたようなのですが、そちらよりも音質が向上している模様。ジャズをきちんと系統立てて聴いてみたい、という方は、定期購読してみてもいいと思う。私は……とりあえず、この名前はチェックしておきたい、というものに限って買うかも。

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