透析そのものにわりと早く順応はしてましたが、在宅透析を始めて1年9ヶ月ほど、透析前の準備と撤収がやたらとこなれてきました。
始めた最初の頃はしばしば手間取ったり、思わぬミスで準備が遅れることもしばしばでしたが、いまはよっぽどボーッとしてない限り、まず手順ミスは起きない。撤収に至っては、手際がよくなりすぎて、何も考えなくても終わります。使う透析液のサイズによってはあまりを翌日に持ち越すので、それさえ間違わなければいいのです。っていうか、翌日も使う透析液を捨てるミス自体、1回も犯してはいない。もともとその日で使い切るつもりで捨てた翌日、体重の増えが少なく、除水量も僅かで済むような日に「あー、きのうの使い回しても良かったな」と思うことはたまにはあるが。
しかし、慣れすぎたせいで、近ごろはきっちり体重が増える……要は、普通の人とあまり変わらないペースで食事してしまう。きちんと除水すればいいので、決めたペースで透析を実施している限りはそれでいいのですが、その代わり、1回の透析時間をどーしても3時間は設けねばならない。私のように週6日ペースなら、理論上は1回2時間でも足りるのですが、在宅透析の機器は1時間に除水できるのが1キロまでに制約されている。健啖家でない私でも、調子に乗って食事をすると1日で2キロ以上増えてしまいますから、その日の増えを落とし、かつ透析休みの日までにドライウェイトまで引いておこうとするなら、3時間は必要になるわけです。
とはいえ、こうやってまめに実施しているからこそ、2年前と比べても体調は遥かにいいですし、こまめに除水をするから身体が重くなることもない。最近は割り切って、1日3時間を基本ペースとしております。
唯一の悩みは、透析中にPCを操作するのが難しい、という点。特に以前は、パソコンのサイズが小さかったせいもあってか、モニターを見やすい距離でキーボードを打とうとすると、左腕に繋いだ管に圧力がかかって透析の進行を妨げがちで、空いている右腕しか使えなかった。先日、ノートパソコンを新調し、モニターが見やすく、キーボードも打ちやすくなったことで、だいぶ入力作業はしやすくなりましたが、まだ慣れていない。デスクトップを使っているときと同じ調子で打てるようになれば、更に助かるんですけど。
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