大荒れの隙間を縫う。

　祝日ですが、東京は天気が大荒れという予報。だから、というわけではないけれど、私は基本、蟄居して作業です。
　……というつもりだったんですが、結果として、ちゃんと出かけてたりする。
　お昼は、少し離れたところにあるところまでお弁当を買いにバイクで出かけてきました。その気になれば徒歩でも行けるけど、時間を省略するにはバイクのほうがいい。バイクならばあっという間の距離なので、ぶら下げて走っても中身に影響はない。
　仮眠を取ったあとは作業に戻るつもりだったのですが、なんでかあまり寝付けず、早々と目が醒めてしまった。予報では大荒れのはずだったのに、妙に外の様子が穏やかなので、月末の追い込みに備えて、栄養ドリンクのまとめ買いに行ってきた。
　ドラッグストアにて、ついでに夜の軽食も買って帰宅してしばらくすると、外から不穏な風の音が響き始め、やがて雨粒が激しく落ちる音に変わった。雨の気配が収まっても、風は一向に止まない。祝日でも仕事に出ていた母が帰ると、道中、ご近所のお年寄りが風で身動き出来なくなっていたそうです。コンビニに買い物に行くのを諦めるほど、予報通りの大荒れ。
　そんなつもりはなかったのに、荒れている時間を外して行動するのに成功していた１日でした。……もう１件、済ませておきたかった用事があったんですけど、そこまで手出ししてたらたぶんどこかで大荒れにまきこまれてたと思う。