油断してたらまた暑い。
ここ数日、過ごしやすいどころか、油断すると風邪を引いてしまいそうな陽気だったのに、今日はまた暑さがぶり返してます。
何日かぶりに空調をつけたのはもちろん、透析装置の設定も変えました。透析の際、血液回路を通っている血液の温度を設定出来るので、寒いときはこの設定を高めに、暑ければ低めにします。昨日まで数日は、デフォルトの設定でも問題はなかったものの、今日はそのままではちょっと暑いので、設定を低くしたのです。
で、明日はまたちょこっと気温が下がる一方、東京は雨が降るので、湿度は上がる。体感温度がどのくらいになるのか、現時点では予測がつきません。あんまり変動が激しいと、またぞろ体調を乱しそうでビクビクしております……来月はイベントでけっこう過酷な移動をしなきゃならないので、注意しなければ。
『あんぱん』完結。
朝ドラ前作『おむすび』は主人公の目的意識の曖昧さや、ギャルの描写などに問題を孕んでいて、一般的にも不評でした――個人的に、震災関連や栄養士に関する描写はよかったと思います――が、今回は描くべき方向性と、そのための脚色、取捨選択が見事で、ドラマとしては秀逸でした。
ただ、肝心のヒロイン・のぶの印象はあんまりよくなかった。原因は、戦争前後の軍国主義への傾倒です。当時としては充分にありうることで、これを題材にしたこと、のちのちのぶの心の傷として、『アンパンマン』への貢献の背景のひとつになる、という意味でも必然的だった、とあとになってからは思いますが、やっぱり悪い印象として視聴者の記憶に残るのは否めない。最終回直後の『あさイチ』にて、今田美桜自身も演じるのが苦しかったことを述懐していて、その奮戦には敬意を表しますけれど、裏を知らないままだと、やっぱりイメージは損なう、辛い役回りだった気がします。
でも最終回は、『アンパンマン』が作品として報われ、死を直接描かずに晩年の幸せを穏やかに描いたこともあって、快い余韻を残して終わりました。全体としてはいい作品だったと思います。
――しかし私の気持ちは先々週ぐらいから、来週から始まる朝ドラ『ばけばけ』に向いてしまってます。もともと興味はありましたが、この数年間、繰り返し松江に赴いて、関心の深まっている小泉八雲の妻・セツがモデルで、作品としてもほぼ松江が舞台となっているのですから、そりゃあ楽しみに決まっている。八雲をモデルにしていればこそ、の“怪談”という題材も積極的に採り上げるらしいので、だいぶワクワクしております。既に出ている情報だけでも、脚色を施している点はあちこちありそうなので、来週以降、ときどき採り上げて語るかも。なにせ、資料も色々とあるのだ。
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