『全領域異常解決室 第3話』

 今期、やたらと鑑賞してるドラマが多いです。中でも、実はこれが結構楽しみだったりする。ミステリ、しかも古今東西のオカルトと絡んでくる事件ばっかり、というのはものすご~く好み。第1回は不安を抱きつつ鑑賞したのですが、FODで放送直後から配信の始まった第2話を、そのまんま深夜に鑑賞してしまうくらいにはハマってます。
 ……そう、昨晩放送した第3話も、私は前週のうちにもう鑑賞してしまってるのです。タイミングがテレビ放送とズレてしまうため、どっちの感想を書けばいいのか、なんて考えてるうちに時間が経ってしまった。なので、前回2話はすっ飛ばして、きのうテレビ放送された第3話の感想を記す。
 そもそも、本当に個人的には好きなネタが無数に仕掛けられてるドラマなのです。東西を網羅する怪奇現象の知識、それで関係者も視聴者も煙に巻きつつ、ちゃんとミステリとしての驚きも演出する。先行する2話で見せた、藤原竜也演じる興玉雅の怪奇に対するスタンスが、私自身の考えとも近いので、その意味でも安心感があります。特に第2話、祠や祟りといったものに対する考え方はず~っと頷いてました。
 今回も、興味を惹かれる題材、だったんですが、さすがにちょっと強引すぎる気がします。解決シーンのスタンスもやっぱり、私としては肯定的なんですが、謎解きの解決として、それでぜんぶ説明しちゃうのはどうなのか。解らないものは解らないまま残す、というのも十二分にアリなんですが、今回はちょっとスッキリしない。
 しかしもっと引っかかるのは中盤の展開です。さすがに、色々なものが思惑通りに動きすぎて、シュールなコメディみたいになってます。いや、それでちゃんと来るんかい。そのタイミングでこれが起きるのかい!
 ただまあ、それでも題材や見せ方はやっぱり好き。いちばん重要なところでは、不気味さを残しながら終わるのも、刑事ドラマのような構造を持ってるくせに逸脱していて、楽しくなります。引き続き次回も鑑賞する、っていうか、この感想をアップしたら、作業がてら配信で続きを鑑賞して、来週の本放送あとに感想をアップする、という形にするつもり……だって、リアルタイムでは裏の『水曜日のダウンタウン』観てるから。昨夜はたまたまあちらが休みだったので、テレビでもういっかい第3話を観ちゃったけど。

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