今回のゲスト主人公は客室乗務員、演じるは比嘉愛未。空港でのスタンバイ中だった川端明日香は、友人たちに誘われ久々に焼肉ディナーだったはずが、出雲便で増員が必要となったために駆り出されることに。
……今シリーズの五郎さん、あんまし遠出しないな、と思ってたら、私が年一くらいのペースで訪れている島根県にいきなり現れる、ってどういうこと。次回の旅行で候補に入れざるを得なくなるじゃないのよ?!
そして、出雲あたりの飲食店の少なさはなかなかなもので、“餃子”を押しだしている店自体が決して多くない。予告時点で解る情報から検索をかけた結果、店構えなどからも類推して、放送前にこのお店を発見できてました。本当に島根ってば。
と言いつつ、五郎さんは出雲の定番料理、割子そばと釜揚げそばから始まっている。割子そばの美味しさは知っているし、関東ではまず見ない後者は未体験だけど、ず~っと気にはなっていた。行動から、場所の想像はだいたいつくし、次の松江旅行で都合がつくなら、初の聖地巡礼やってしまうかも……。
一方のゲスト主人公は、CAとしての活躍は見せず、待機とフライト後、というフィクションではあんまり見ないシチュエーションから入ってくる。年がら年中各地に飛んでいるので、各地のグルメ楽しみ放題かと思いきや、突然予定が変わるため、思惑通りに運ばないこともある、というのが窺える。しかし、だからこそCAなりの《孤独のグルメ》があるわけである。
今回のゲストは、たまたま行き先がかち合っただけで、五郎さんとの接点は最後のお店だけ。出来れば、五郎さんとの“縁”でももうちょっと遊びが欲しいかな、とは思ってますが……毎回そこで工夫するのも限度があるしね。
ただ、同じ店、しかもほぼ同じメニューでも、やっぱり基本のスタイルは違うし、客が少ない状況では影響を受けてしまうのも面白さ。人の注文に影響される五郎さんに、今回はゲストがまた別の影響を受けてます。従来のシリーズでもしばしば五郎さんが見せていた楽しみ方に、また別の視点の反応が加わるのがやっぱりこの特別編最大の眼目なのだ、と実感しました。
次回は福山翔大演じる競輪選手。《孤独のグルメ》でも飯テロ感がいちばん強い気がしているとんかつです。
『それぞれの孤独のグルメ 第七話 島根県出雲市の餃子とライス』
テレビ東京開局60周年連続ドラマ 孤独のグルメ特別編 ドラマ24「それぞれの孤独のグルメ」 | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
テレビ東京開局60周年連続ドラマ 孤独のグルメ特別編 ドラマ24「それぞれの孤独のグルメ」オフィシャルサイト。放送開始から12年目を迎え、11作目となる今回は井之頭五郎としてドラマ「孤独のグルメ」と向き合ってきた主役の松重豊自身が構想、企画...
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