依然として、チコちゃんは私に近づいてきてくれません。
お気に入りの物陰にいるとき、手を伸ばして撫でるのは渋々許容してくれているようですが、他のところで歩み寄ってくれません。
家そのものには慣れてきたようで、ひとがいないときに1階に降りていったりする。しかし、そこに私がやって来ると、慌てて逃げます。今日は、私がちょうど階段を降りきったところでチコちゃんと遭遇しました。あちらは2階の避難場所に移動したいけど、その入口に私が立っているので、ひたすら逃げ惑ってる。こちらは「おいでおいでー♪」と紛う方なき猫撫で声で呼びかけますが、寄ってきてはくれない。
母の方にはもうちょっと慣れています。私の透析が済んだ頃合いに母が自分の部屋に戻ると、おもむろにチコちゃんが現れ、甘えたりするらしい。最近は更に、夜明けになっちゃんと一緒になって襲撃して、構ってもらいに来るらしい。私のところにも行け、と訴えているらしいのですが、聞き入れてくれないらしい。
まあ、そんな母でさえ、部屋から出たところで遭遇すると、チコちゃんは逃げ出すというので、そもそもそういうスタイルと思われます……だとすれば、普通に構うのは絶望的なんではなかろうか。
それでも、そのうち気を許してくれる、と信じて、ほどほどに存在をアピールしていきます……それがいけない、という可能性もあるけれど。
いったいいつになったら慣れてくれるのよ。

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