クルマと筋肉とハゲの激突。

 最近は週末に封切り直後の作品を観ることも少なくなってます。が、今週のこれだけは、私としては外せなかった。一昨日の『ペット2』とほぼ当時にチケットを確保してました。

 相変わらず陽気はいい。本当なら、体力作りも兼ねて自転車で出かけるところなのですが、時間に余裕がある、と油断したせいか起きるのが予定より遅くなってしまった。前の私なら充分に間に合うくらいの時間はあったんですが、如何せん、まだそこまで恢復した気はしてない。かと言って、バイクを使うと、駐車場が埋まってたら結局余計な時間を費やす。そんなわけで、しぶしぶ電車で移動しました……ほんとに渋々よ。自転車漕ぎたかったのよ。

 ひと月半ほど前のタイタンシネマライブ以来のTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞した今日の1本は、大ヒット・フランチャイズのスピンオフ、旧作で因縁の出来た休職中のFBI捜査官と元MI6エージェントが、世界の危機に立ち向かうべく、いがみ合いながらも共闘するワイルド・スピード/スーパーコンボ(字幕・IMAX)』(東宝東和配給)

 なにせいまいちばん信頼のおけるアクション・シリーズに敵役として参加したジェイソン・ステイサムドウェイン・ジョンソンとともにメインに抜擢、しかも監督にはいま注目株のデヴィッド・リーチが着任、とこれだけ揃っていたら期待しないわけにはいかない、後回しにも出来ない。ステイサム作品はなるべく豊洲で観る、というルールを自分に定めてたんですが、IMAXでやってるのなら、そちらを取りたかったので。

 期待に違わぬ、ド派手な趣向と繊細な工夫に満ちた仕上がりでした。敵同士だけど色々と似ているところのある主人公2人の行動を対比させた冒頭の鮮やかさに始まり、ユーモアに満ちたやり取りがいちいち楽しくて仕方ない。そしてアクションの見事な構成、重量感も抜群。プロレスラー出身らしいパワースタイルで押していくドウェイン、小道具も駆使するジャッキー風の趣向を織り交ぜた技巧で魅せるステイサム、そして『ワイルド・スピード』シリーズの名に恥じない、無茶苦茶だけど目の離せないカーアクション。悪役がいよいよ空想科学ものじみてきてますが、だからこそのアクションとして昇華しているので、その辺の大味さはあんまり気になりません。いやー楽しかった。

 鑑賞後、ちょっとだけ悩んだあと、東京駅そばのKITTEまで足を伸ばし、地下のラーメン激戦区で昼食を摂ってきました……映画の上映終了が13時近かったのに、ここまで我慢して歩いてきたもので、店に着く頃にはエネルギー不足でヘロヘロでした。食事のために歩くなら12時半までだな……。

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