思いのままにならない、それが猫。

 すっかり我が家での暮らしに馴染んでくれた3匹の猫たちは、気ままにくつろいでます。
 少し気温が下がってきたあたりから、なっちゃんは私の布団の上で寝るようになってくれました。常に、ではないけれど、チコちゃんもくっついてきたりします。
 ……でも、本当にくっついてきて欲しいのは夜、寝るときなんですけど、そういうときには近づいてきてくれないのだ。
 私がわりと夜更かしなせいもあるとは思う。けれど、毛布は1枚、完全に猫に奪われてるし、以前は畳んでいた掛け布団も、なっちゃんとチコちゃんが争わず丸くなれるよう拡げっぱなしにしているんだから、私が起きていようと勝手に寝てくれて構わないのに、どうも夜は母のところにいるか、自由に徘徊しているらしい。
 そして、私の昼寝のときも、決してこちらの思うようには動いてくれません。なっちゃんは私の脚のあいだに寝たらほぼ動かないので、こちらは寝返りを打つのも一苦労だし、今日のチコちゃんは私が昼寝から目覚めて、そろそろ起きようかな、と思いつつダラダラしているときに人の胸の上に乗っかってねじ伏せに来ました。どうせなっちゃんがいる限り寝返り打てないのだから、私が眠っているあいだなら多少、ウウに乗っかってきてもいいのに、そういうときにはいないのです。
 昼間はわりと一人で過ごしているマリちゃんは、私が透析を実施しているあいだ、ひたすら膝の上を狙ってきます。これを書いている現在は、横のスペースで満足してくれているようですが、昨日、一昨日は透析中の約3時間、ほとんど膝の上にいました。どかしてもすぐに上がってくる。
 誰もこちらの思い通りにならない。でも、それでいいし、それがいい。この翻弄されている感じも、猫と暮らす醍醐味なのです。

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