今年新たにやって来た3匹の猫は、人にくっついてくることが多い。最初の頃は、マリちゃんがやたらと私の膝の上に、チコちゃんとなっちゃんが母の傍に、というふうに別れていたのですが、全員が私と母、それぞれに慣れてきたことで、どちらかにくっつく、いうよりは、時間帯と条件によって別れるようになってきました。
近頃、透析中はマリちゃんが私の膝の上にどっかりと居座る一方で、チコちゃんはず~っと、透析をしているリヴィングのヒーターの前に居座っています。たまに転がっていることもあるけれど、だいたいはお行儀よく座っていて、本当にただただ暖を取っている印象。なっちゃんは、母がいるところにいて、ときどきオモチャをくわえて楽しそうに走り回っています。なっちゃんが駆け回ってると、足音が響くのですぐに解る。君は本当に猫なのか。
昼間は、私か母、どちらかがいるところの近くに3匹が集まっていることが多いようです。たぶん、暖かいのもあるでしょうが、基本的に人恋しいのではないか、と私たちは捉えてます。先の飼い主は晩年、認知症の兆候があったそうで、以前のようには構ってくれなかったでしょうし、亡くなってから、確保されて我が家に移り住むまで、猫しかいない部屋で過ごす時期があった。その間、様子を見に来る人に気を許しているのは、たぶんなっちゃんだけだったと思われるので、人がいてリラックス出来る、という状況が嬉しいのではなかろうか。
私が出かけず部屋にいるときも、気づけば私の部屋の各所でだんと寝ているのですが、困るのは、私が昼寝するときもいる、ということ。昼はすっかり私の毛布の上が定位置になったチコちゃんは、私が仮眠を取るために脚を突っ込んでも、あんまり動かず、そのまま寝てます。そしてそこへ、なっちゃんがやって来て、寝ている私の胸の上に乗っかって、しばし「構って♪ 構って♪」とおねだりをしたあとで、どこかへ走り去っていくか、くっついて寝ます。そして、近頃はマリちゃんも、布団近くのボックスの上に敷いた毛布の上で寝ているのですが、私が横になる頃に枕の上に移動して、人の頭にくっついているか、布団に入り込んでくるようになった。
毎回、ではないのですが、これがしばし、3匹同時になるのです。
もう、まったく動けません。チコちゃんやなっちゃんが脚のあいだに入っているだけで、寝返りは打てませんが、この3匹それぞれのポジションが同時になると、私は脚、胸許、頭をほぼ縫い止められる。そこで固まって寝るか、起きるしかないのです。
……まあ、先代の猫たちは最大で2匹、今年頭に亡くなったメイは私と一緒に布団に寝ることもなかったので、布団に猫が乗って動けない、という状態が久しぶりです。しかも、猫に囲まれて動けない、なんて、猫好きとしては幸せなことでもある。どうすればいいんだ、と嘆くのは、嬉しい悩みなのです。
猫ホールド。
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